【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/∀ガンダム編
(全2,222文字)
みなさんこんにちは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
この記事ではちょっと昔懐かしい作品をご紹介しております。
過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。
【∀ガンダム】
1.概要
『∀ガンダム』はおなじみ日本サンライズがテレビ放送版ガンダムシリーズの第8作品目として制作しました。
1999年4月から2000年4月まで放送され、全50話で完結しています。
ガンダムの総括
20世紀最後のガンダム作品にして、冨野監督自らのコメントでは、ご自身が携わられていないガンダムシリーズなども含め、全てのガンダムを総括したものと仰られています。(Gのレコンギスタのみ、ターンエーの500年後と言う設定に位置づけ)
冨野監督自身が手掛けた各ガンダムシリーズのみでなく、他監督が作り上げた作品も全部ひっくるめて、人類の黒歴史としてまとめたことで、ガンダムそのものを総括する位置づけにある作品と言うように表現なさっています。
極めて個性的なメカ
スタートレック等でおなじみのシド・ミード氏がメカデザインをつとめ、ガンダムシリーズでは、唯一、外国人デザイナーが起用されました。通称『髭のガンダム』と劇中では呼ばれることが多くありましたが、デザイン的に、往年のガンダムファンからのウケは余りよろしくなく、その後のガンプラ売り上げなどにはかなり影響が出たのだとか…。(ターンエーシリーズのプラモだけは買わなかった。私もそんな一人です…汗)
音楽
冨野監督の前作ブレンパワードから引き続き、菅野よう子さんが担当。オープニングは西城秀樹氏、エンディングは谷村新司氏と、歴代ガンダムシリーズの主題歌を歌う歌手の方としては、かなり大物を起用したことで話題にもなりました。
2.あらすじ・外観
月の民/ムーンレイスのロラン・セアックが主人公。
本物語は、月に逃げた人類と、地球上に留まった人類の戦いを描きますが、物語全般的にどこか『のどか』なところがあって、激しく血で血を洗う大戦争の物語とは少し違います。
技術レベルは、どう考えても、ディアナカウンター(月側)が圧倒的に発達したテクノロジーを持っています。
地球側の技術レベルはせいぜい産業革命直後の、やっと飛行機が空を飛べる程度のもの。
しかし、地球各地には大昔の戦争の名残りである機械人形(モビルスーツ)が埋まっていて、それらを発掘して地球側は戦力にしてゆきます。
発掘兵器の中には、ZZガンダムに登場した水陸両用MS『カプール』が『モビル・カプル』として、また、ファーストガンダムに登場した『ザク』が『ボルジャーノン』と名前を変えて劇中に登場していたりもします。
(往年のガンダムファンは、どこか『食わず嫌いで頑なに観ない人』たちが多く、ターンエーは余り受け入れられていなかった印象も強いのですが、そういった昔のアニメファンにも見てもらいたいといった狙いがあったのかも知れません。)
月の女王、ディアナは地球との戦争回避を考えるものの、組織の中には悪だくみを考えるモノも少なくなく、おのずと月vs地球の全面的な争いへと。
月側の武人、ギンガナムが月で発掘したターンXガンダムは、かつて文明を全て破壊しつくした遺物でした。ロランはギンガナムと対決し、最終的に勝利します。∀とターンXは激戦の後、それぞれが作り出した”繭”の中に埋もれ、眠りにつきます。
月のディアナ・カウンターと地球のミリシャの間には和平協定が結ばれ、地球に戻ることを望む人々が地球人として帰化する一方で、女王ディアナは隠棲を選択します。
キエルは新たな「ディアナ・ソレル」としてハリーと共に月へ。
夢破れたグエンは海の彼方へ。
そしてロランは泣きながら止めようとするソシエを振り切り、ディアナとの穏やかな生活を選びます。
3.最後に…
これまで、ガンダムシリーズのアニメ作品を振り返って記事にしてみて、さすがに順を追っていくと、当たり前ですが、避けて通れないんですよね。このターンエーだけは正直「どうしようか?」と最後まで悩みもしました(汗)
理由は簡単で、一応、テレビオンエアで見てはいましたが、『ガンダム』として受け入れていなかった自分が少なからずいたからです。
VやXはともかく、GガンやWなどは、一つのアニメ作品として見てたし、それなりに楽しみながら見てた自分もいました。ただ、ターンエーだけは純粋に、メカがどうしても愛せなかった。
監督自身のお考えであったり、コメントを改めて読み返しますと、私自身、色んな人生経験を重ね、苦労をしたからか、どこかすっと体に入ってくるものも少なくありませんでした。
昔は、とにかくエンタメとしてのアニメを楽しみたい、自分が見たいものを見たい。そういった感情が前面に出てしまうから、メカがカッコよくなかったら見ない、話は面白いけど興味が沸かなかった、みたいなことはあったのかも知れません。
今回、この記事を書くためにと言っては元も子もありませんが、YouTubeで無料配信されている第1話を視聴しました。今、改めて見てみるとすごく面白いなと思う(笑)
冨野監督は、20年後にもう一度ターンエーをやりたいとも仰ってましたが過ぎてますね…(汗)
今回は、思い切って、この記事を書いてみてよかったと思います。
おかげで、Gのレコンギスタもいつかブルーレイでも買って、ゆっくり視聴してみたいと思いました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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