【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/機動戦士ガンダムF91編
(全2,222文字)
みなさんこんばんは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
前回が『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』でしたので…。
おのずとコレになっちゃうんですが…。
本日は、1991年に松竹系で全国劇場公開された『機動戦士ガンダムF91』(フォーミュラー・ナインティー・ワン)について少し書いてみたいと思います。
過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。
機動戦士ガンダムF91編
主題歌
1.概要
本作品は、劇場放送されたガンダムとしては(初代3部作をのぞき)2作品目にあたるガンダムの映画作品になります。
前作の『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』で、アムロとシャアの対決が決着し、『ニュータイプ論』について一応の結論がつけられました。
『ニュータイプ論』って、子供には少し難しいテーマでしたので、より分かりやすいお話にしようと言うことになったのだとか。その結果、物語の中心に『家族論』を持ってこようと言うことになったそうです。
(1)時代・世界設定など
第2次ネオジオン抗争(逆シャア)から約30年後、宇宙世紀0123年とされています。
なので本作品は…
何を隠そう、実は『UC/宇宙世紀』の時間軸の上にある作品だったと言うことになります。
これまでのガンダム作品で確立されている、宇宙と地球の勢力関係にプラスアルファして『コスモバビロニア』、『宇宙貴族主義』といったキーワードが加算されています。
(2)メカ
進化・発展の過程で次第に肥大化していったMSは、この時代では小型高出力なジェネレータ技術が実用化。どの機体も小型・高出力化がトレンドになっています。なので全高は約15m前後とやや小ぶりな機体が多い。
この作品は、企画当初から映画作品にするか、テレビアニメにするかが未定のまま話が進んだため、どちらに転んでも良いようにと、敵側メカの作り込みはある程度早い段階でまとまっていました。
クロスボーン(敵)側のMSは、『コスモバビロニア』というキーワードから、チグリス・ユーフラテス川流域の民族衣装などをオマージュしています。従前の敵MSには欠かせなかった『モノアイ』(一つ目)にはせず、ゴーグル状の眼にしたのはココからきてるそうでもあります。
尚、企画当初に存在したF91用の初期デザイン群は、ガンプラの商品展開で別シリーズ化されF90シリーズとして販売されていました。
余談になりますが、F91のガンプラから、はじめての『システムインジェクション技術』が導入され、パーツの成形段階で既に色分けされた状態になっているという画期的なモノになっていました。今でこそ普通に見る技術ですが、恐らく世界中どこを探しても、プラモデルにこんな凄い技術を詰め込んでいるのは日本だけ、しいてはガンダムのプラモをつくってるバンダイだけなんじゃないかとも思えます。(余談が長ぇ…失礼しました:汗)
(3)キャラクター
主人公のシーブック・アノーは高校生。
歴代ガンダムの主人公では比較的年長な設定になりますね。
ヒロインのセシリーが美人すぎ。まあ、いいです、美人なので(笑)
もとは貴族の血筋だからか容姿端麗というのもうなずけますが…。敵なのか、味方なのか。なんでイキナリMS乗れるのか。そういった疑問はこの際横においておきましょう。
そんなことよりも、セシリーの父、カロッゾ・ロナ。なんで鉄下面やねんw
ツッコみたくなるところはたくさんありましたが(笑)
ビルギッド:なんだかZガンダムのアポリー的な立ち位置だっただけに妙な親近感が。彼が劇中で戦4した時は胸が痛かった。
アンナ・マリー:実はイイ子です。あと10年したらイイ女になってただろうね。最後は残念でしたが惚れた相手がワルかった…。
2.感想
家族の話にしよう!は、いいのですが。
カロッゾ・ロナは妻を寝取られた上に逃げられています。妻が愛想をつかしてる時点で、男としてどうしようもない奴だったのかなとも思えなくもない…。
武装蜂起のドサクサに紛れて、逃げた女房の娘を拉致して自分の後継者に…。
なんだか、昭和の奥様方がお好きなドロドロした昼ドラストーリーのような気もしなくもありません。(これって、子供にウケるのか!?(汗))
家族を語ろうとすると、全てが綺麗な話ではまとまらないと言う現実があることを言いたかったのかも知れません。
視点を少し変え。
随所に、かなりリアルな戦争の描写(人がリアルに亡くなるシーン)が生々しく描かれてもいました。
今の時代のアニメではNGだろうな…。
でも…
悲しいけど、コレ戦争のお話なんですよね。
3.最後に…
とうとう、F91の続編が劇場版でもテレビ版でも作られないまま2024年になってしまった。(一応、F91の30年後を描いたVガンダムは存在していますが)
語る人によっての評価はいろいろで、賛否両論ある本作と言われていますが、個人的には面白かったし、好きな作品でした。
シーブックが年齢相応か?大人すぎないか?と問われると、言ってることは分からなくもない。でも、ちょっとくらいイイじゃないですか。主人公なんだし(笑)
「あの花は…セシリーなんだ!」
宇宙に投げ出されたセシリーをシーブックが見つけ、抱き合ってハッピーエンドなところは良かったかなぁ…。
そして、そこに流れる主題歌「エターナルウィンド」。
最高のエンディングでした。
森口博子さんはやっぱ天才シンガーだと思います。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
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