2023年 夏の終わり頃

東京からこの街に来て半年が過ぎていた。
本当にあっという間だった。
何もなかった部屋には収納ケースとギターが増えていた。

あの頃の僕は友達もいなく、1人寂しくギターを弾いていた。
そんな寂しさを紛らわすため、マッチングアプリをひたすらやっていた。

そんなとき隣町の女の子と飲みアポが入った。
どうやら自分の関西弁が刺さったらしい、、
しかも夜は家に泊めてくれるという、、

かなり熱いアポだ。

当日は駅前で街合わせ、
遅れてやってきた彼女は21歳の大学生、、スト値2.5
まあ問題はないって感じだ。

そして予約していた居酒屋に向かう。
よくある大衆居酒屋だ。
1杯目は2人でビールを注文する。

いつも通りの恋愛トークに持ち込む。
そこそこ食いつきがいい。
そのままのテンションで2件目のbarに向かう。

横並びの席で距離が近い。
彼女の顔は赤くなっていた。
ボディタッチも抵抗ない。

そのまま彼女の家に向かう。
帰りはコンビニで酒とおつまみを買う。

駅近くで1人暮らしの案件は貴重だ。
これから終電を逃したら泊めてもらおう。

5分ほど歩くと立派なタワーマンションに着いた。
まさかと思ったがそこの13階が彼女の家だった。
初のタワマンにテンションが上がる。

部屋に入ると大きなベランダがある。
そこからは駅周辺の夜景が一望できる。
この部屋の家賃は自分の手取りの給料くらいしそうだ、、

2人でソファーに座り乾杯する、、
行けそうだったのでキス、、手話、、、
向こうからベッドに行こうと誘ってきた。

仕事の予定があったので朝帰宅する。
それから何回か飲み打診したがアポは入らなかった、、

end.

毎度思うが自分はキープが下手だ。
いつも1,2回遊んで連絡が途絶える。
しかもキープしたい案件に限ってそうなる。

やはり執着心があると女性は感覚でわかるのか、、、
なら執着心を捨てようと、、

思ったがなかなか捨てられない。
おそらく新規の案件をひたすら追い続けるのが、
執着を持たない為の有効な手段だと思う。

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