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396  81歳の暮らしから

(33)生存確認

 コロナのせいもあり、気楽に行ったり、会ったりしてた人との音信も遠退いている。

苦い思い出

 もう、18年になるのか!
退職後の60代はじめ、開放されて国の内外、一人旅で飛び歩いた。8日間の留守のあと、帰宅すると、夫から告げられたのは、ママ友だったA女の急死の報。
うちは娘3人、彼女は息子二人のママ。賃貸の公営住宅に住み、子供が学校に行ってる間、共通の趣味から、私達は、大きな団地で文庫活動をしたり、子供の本研究会で勉強したり。図書館通いや、子供の本専門店に連れ立って愉しかった。
何より彼女は料理好き、お寿司やケーキや作っては、うちの三人娘に持ってきてくれた。親しく付き合っていた親友なのだった。
お互いに三河や、私は近くに新居を建て、別々の暮し、遠のいていたところに、早すぎる死の報せ。
激しく後悔した!打ちのめされて、二度と会えない彼女の笑顔を切なく思い出した。

後悔のあとは

 長らくゴールドエイジを楽しみ、まだまだと、勢いはあったのに、コロナに邪魔された。海外旅行も一つ、おじゃんになり、今は国内差へ旅行してない。
家にいて気がつけば、消息があやふやの人ばかり。確実になくなった人もいるし、どこに住んでいるのか、生きているのか、いないのかさへ
定かでない人が、1.2.3.4
一緒にコンサートへ行ったあの方も、旅の話や絵画の話で盛り上がったあの人も、世の中のひどい有様を憤慨しながら施設に入った彼女も、お金儲けと書が得意なあの人も、
皆さんいつの間にか、遠くなっている。
連絡は細く長くでも、途絶えないよう心がけてきたつもりなのに。

新たな繋がりに

 私が一番、忙しかったのは、有り難いことに、次次
ご縁が繋がり、娘は嫁ぐ、孫はできる、今や曾孫迄。
個人的にいつも忙しく、友人知人に、自分からこまめに連絡はしなかった。
今年、体のあちこちに不具合が続出、何かと生活に制限を受け、今はコルセットを着用している不自由。
急に人の消息が気になってきた。
少し連絡を密にして、声なりと聞いておいたほうが良いかなと、思っているところである。

#会えるときに会わないと
#明日がわかりにくい世の中

 

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