総合商社について ①採用

総合商社の採用活動について記します。

所謂、総合商社には5社、7社と大まかなくくり方かあります。

三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日とありますが、各社の採用人数は100~150人の範囲で近年推移しております。

総合職、事務職という職種分けがこれまであり、多い会社で20人くらいの事務職採用をやっているかと思います。

しかし、まだ表向きには公表されていないかとは思いますが、この職掌分けは近い将来なくなると考えています。

その大きな理由は、年功序列制度による画一的昇進に対する内部の反対、特に若手中堅層からの反対意見によると考えています。

また、海外の事務所の有能なナショナルスタッフが日本からきた若手駐在員よりもあまりにも低い給与という制度上の問題点も顕在化しており、今後は職掌分けのみならずグローバル企業としての人事制度全般に対する改革がなされる流れであると考えます。

つまり、これまで毎年昇給が約束されていた典型的日本企業から、その人の仕事に対して報酬が払われるより外資よりの制度に移管されるということです。

Pros/Cons様々挙げることことは可能ですが、一点、個人的に重要であると考えることは、これまでは就職ではなく就社、乃至は就本部の考え方で成立していた商社業が昨今の競争環境では機能しなくなりつつあり、個々人はキャリアは与えられるものという意識から、如何にキャリアを形成していくかということが重要かつValueを生むものになるという状況であるということ。

配属リスクを負った上で、商社に入り、不確定要素が多すぎる中でどのようにキャリア感を形成するかが重要であると自分への戒めも含め記します。

以上