雑記10(エキセントリックはつづく)
久々に書いてみようと思う。久々すぎてタイピングもおぼろげだ。
本当は全然書く気など起きていない。しかし、他に行き場所もないので、とりあえず書いてみることにする。
少しの間私は書いていなかった。ここに書いていなかったということは、当然他のことに力を注いでいたことになる。そう。確かにその通りである。
はっきり言って、ここしばらく劇的な出来事は起きていない。しかし、緩やかに、おだやかに生活は変化している。これまで別世界だと思っていたものが、ゆっくり私の人生に入り込んできている。そして、私自身がその瞬間をはっきりと観測できている。
そうしたとき、ふたつの感想が生まれる。一つは恐怖。私の中の変化を、もはや抗いようのない変化を、私はしっかりと目に焼き付けている。私の中に新たな薬が注射されるその瞬間を私ははっきりとみている。しかも、それは必ずしも良い方向に作用するとは限らない。そんな漠然とした恐怖を感じている。
もう一つは興奮である。私の中の変化はこれほどにない魅力となっている。もっとも、それは今の暇な生活がもたらす破滅と露出の癖が変化に反応したからではないだろうか。もう少しやわらかく言えば「どうなってもいいからこの暇な日々から脱したい」という気持ちではないだろうか。
いずれにしたって、私は変化を歓迎しなければならない。それを運命と言えばあまりにも大げさなのだが、しかし、向かうしかないのだろうと何となく思っている。
ところで、この変化実はもう一段階ある(と思われる)。その変化は今までに比べれば大した勇気はいらないのだが、しかし生活を大きく変えるであろう。その変化を受け入れるのかどうか、私は未だに決断できていない。その変化が起きたときも私はこうして書こうと決めている。そのときまで、まだ書く気は起きないのかもしれない。