レムリア盛衰記ver4.5メモ
原始の時代
原初の海の心臓として支配していた原初の水の龍が高天によって除かれた後、天空の島の使者(聖霊を創造する使命を背負った統率者)により新たな心臓としてエゲリアが創られた。エゲリアの素材と性質はテイワットの世界に由来し、外来する要素は一つもなかった。
人々は道徳を十分に確立し天界からの使者の導きにより法律や権威に頼る必要がなく永遠ともいえる安寧の中で平和に暮らしていた。
しかし、人々はそのうんざりするような永遠に飽き、神に従わなくなっていった。高天は激怒し、津波を引き起こして人が住む都市国家を打ち砕いた。大雨が百日間降り続き、海が万物を飲み込んだ。こうして原始の時代は終わりを迎えた。
大地が再び顔を出すまで文明は現れず、生き残った人や新しく生まれた人達は自然の掟に鞭打たれ、駆り立てられるがまま、いつ果てるとも知れぬ時間をぼんやりと過ごしていた。
(もしかしたら原初の水の龍の排除→原初の時代の終わり→エゲリア誕生かも)
※「レムリア衰亡史」第一巻
※「慈水怒濤の翼」ストーリー
原初の正義と罪
エゲリアは慈悲の心を持ち、眷属である純水精霊の「陸上で暮らしたい」という願いを叶えるために原始胎海の力を盗み純水精霊を人間に変える。(フォンテーヌ人の原罪)
結果、高天は怒り、エゲリアは幽閉される。
※魔神任務第四章第五幕
※武器「静水流転」ストーリー
※秘境「深潮の余韻」説明文
レムリア建国
レムスは天啓を受け、金の蜂に化身した予言者シビラを訪ねた。金の蜂と黄金の大舟フォルトゥナ号と共にレムスはメロピスに降り立ち、海上にレムリアを建国した。レムス王は人々に耕作を教え、都市を築き、音楽と芸術を教え、人々を生物から切り離し万物の主人であるという自覚をもたらした。
※魔神任務第四章第四幕
※書籍「レムリア衰亡史」第一巻
イーコールの精製
レムス王がメロピスの最下、原始の海に来た時、エゲリアはレムス王に一杯の原始の水を与えた。レムス王はフォンテーヌ人の原罪を知り、その水からイーコールを精製した。
※武器突破素材「無垢な海の苦盃」
征服と楽章
レムス王と不朽の艦隊は高海のすべての島を征服し、海淵の下の巨竜(毒龍スキュラ?)までもが王に臣従した。しかし、予言者(シビラ?)はどんな文明もいずれ滅ぶ「フォルトゥナ」を予言した。レムス王は原初の計画を悟り、それに基づいて調和と繁栄の楽章(フォルトゥナ)を作曲した。
レムリア人は特殊な「調音記号」を使い大きなホラガイの楽器、「海螺の囁き」を演奏した。海螺の囁きが奏でる音楽は人に幻覚を見せたり、魔物を引き寄せる効果がある。
※書籍「レムリア衰亡史」第一巻
※「マスタールッジェロの研究ノート」テキスト
レムリアの地理
塔(ゲシュタルト塔のモデル?)
レムリアを往来する船が迷わないように建てられた。現実と夢の交差点に建てられ、天高くびえ立つ。
マチモス
騎士が暮らす街。闘技場や神殿があり、征服された村や国の特産品が山積みになっている。
カピトリウム
レムリアの中心街。芸術家たちの楽園であり、優れた智者と芸術家だけがここで済むことを許される。中心にはレムス王の宮殿があり、帝国を監視している。
※書籍「レムリア衰亡史」第二巻
ボエティウスの幼少期
小さな孤島の王国で生まれた少年(後のボエティウス)はある日、レムリアに故郷が征服される。少年はレムリアの軍隊を追いかけ、カピトリウムに向かう。少年は手先が器用で美しい声を持っていたため奴隷になる運命を免れ、楽師になり、ボエティウスを名乗る。
※聖遺物「黄金の劇団」ストーリー
魔像創造
竜の国(ナタもしくは毒龍スキュラの深海?)から帰ったレムス王は千年にも続けられる帝国を考え、ボエティウスに相談した。イーコールから純粋に溶けない黄金のイーコールを作り出した。
不朽の石(ペトラ)を皮膚として、イーコールを血として組み合わせ、黒い鉄のように固い種族、原罪を恐れることのない種族、魔像(ペトリコール)を作り上げた。
ボエティウスは侵略を押し進め、純水精霊を信仰する人達は「昔日の人」と蔑まれた。ボエティウスが行き着く場所のエゲリアの泉は埋め立てられた。
※武器突破素材ストーリー
エリニュスとカッシオドルの幼少期
ある昔日の人の集落でエリニュスと勇士(後のカッシオドル)は、ともに泉で水色の歌に耳を傾けた。勇士はエリニュスに蝶の髪飾りを渡し、不変の愛を誓った。しかし、レムリアの軍団は彼女達の親族をみな奴隷のように酷使し虐殺し、彼らの運命を引き裂いた。
エリニュスは崩れた骸骨の間に身を隠し、アルモリカ島の首領に拾われ育てられた。そして、神王に奪われていない純水を守護した。エリニュスは純水精霊と共に多くの部族を束ねレムリアに反旗を翻す。(後に「純水騎士」と呼ばれるようになる)
カッシオドルは放浪の旅人を装い、ボエティウスと出会う。
※武器「静水流転の輝き」ストーリー
※聖遺物「在りし日の歌」ストーリー
ボエティウスとカッシオドルの青年期
ボエティウスがまだ蛮族の素朴な性格を捨て去ってなかったころに征服された村落でカッシオドルと友人になった。カッシオドルはボエティウスを追いカピトリウムに向かった。彼らは勉学に励み、ボエティウスとカッシオドルは4人の調律師の一人に選ばれ、またカッシオドルは武芸大会で英雄たちを打ち負かしレムス王との謁見の機会を得ると、栄光と調和の理想を語り、終わらない戦争や憎しみを一掃しようとした。彼の武勇は後に「黄金ハンター」と呼ばれるようになる。
※武器「静水流転の輝き」ストーリー
※聖遺物「在りし日の歌」ストーリー
※聖遺物「黄金の劇団」ストーリー
※書籍「レムリア衰亡史」第二巻
カッシオドルの最後
エリニュスは毒龍スキュラを味方につけ、塔や楽師を倒していく。カッシオドルはボエティウスに心の内をあかす。しかし、カッシオドルがもともと奴隷の身だったことが周囲に露呈し、魔像にさせられてしまう。しかしその瞬間、エリニュスも駆け付けた。カッシオドルはその時やっと彼女の名を思い出す。
(ここが一番の幻覚です。魔像になってないかもしれないし、断罪したのはエリニュス側かもしれない…)
※聖遺物「在りし日の歌」ストーリー
※聖遺物「黄金の劇団」ストーリー
レムリア滅亡
レムス王の原初の計画が露呈する。レムリアの民は欠けた魔像と化し、海上にあった帝国は沈んだ。レムス王がフォルトゥナの最後の一曲を奏でた時、ボエティウスはイーコールがたっぷり入った金盃を盗んだ。レムス王の愚かな裏切りに驚き、ボエティウスは最後の衛兵を招集し、溶けないイーコール(黄金のイーコール)で毒龍スキュラを高塔の下に封印した後、共に海底に沈んだ。
※聖遺物「黄金の劇団」ストーリー
余談:イーコールについて
イーコールについては資料が少ないのでまだ分からい事が多いですが、一つの側面として封印する「鍵」の役割があると思います。ボエティウスは黄金のイーコールを使って毒龍スキュラを封印しましたが、私たちも世界任務「エリニュス島のはぐれ精霊」で純聖な雫に類似した涙の鍵を使って封印しました。また鍵というワードは水仙十字の話でもアルケー関連で出てきますが…蛇足になるのでここでは割愛します。
余談:ボエティウスとカッシオドルの最後について
明言はされていませんが、武器突破素材のストーリーからボエティウスが最後に黄金のイーコールで同胞を何らかの形で救おうとした可能性があります。また、カッシオドルも在りし日の歌やファントムハンターのことを考えるとフォンテーヌ建国後生きている可能性があります。
金色の劇団の発足
生き残ったレムリアの末裔は金色の劇団としてボエティウスが見た終末を囁き、水仙十字の物語に繋がる「密合の契印」を残す。
龍の末裔と最後の魔像戦士
その後、レムリアは完全に廃墟と化した。しかし、魔像軍団の残りの兵は、陽の光の届かない所で毒龍スキュラの末裔と戦いを繰り広げていた。硬い石と化した心は次第に崩れてゆき、最後の弓使いと孤立した毒龍スキュラの末裔は、あるとき和解に合意した。鋭い爪と牙の果てしない衝突は、次第に人の心を苛つかせ、刀剣と弓矢は光のない海淵の下において、もはや人目を引かない。最後の騎士と龍族の勇者は思わず大笑いした。もはや邪魔となった武器を捨て、無意味な戦いから抜け出した。
※武器「静寂の唄」ストーリー
エリニュスの最後
純粋水霊は「純水の杯」について話し、エリニュスはエゲリアの幽閉を解くために願いを叶える「純粋の杯」を探しだす。
エリニュスはレムリアが滅んだ後数十年、今まで殺してきた者や彼女の為に死んでいった者たちの悪夢を見ていた。
しかし、エリニュスは純粋の杯を見つけられず、高天が俗世の七執政としてエゲリアを呼び戻した。
エリニュスはエゲリアに謁見し、己の罪を吐き出す。エリニュスは自身の狂気じみた復讐が終わった後、もう自分の手と聖剣オートクレールが血に染まりすぎたことに気づいた。エリニュスはオートクレールを湖に返し予言について尋ねる、エゲリアはエリニュスの切実な声に心を打ち、かつてレムス王にも話したように、フォンテーヌ人の原罪について教えた。
エリニュスは純水の杯の本当の意味を知ることになる。(純粋の杯とは最も純粋な人の願いを叶える杯、つまり純水精霊の願い、純水精霊が人間に成った原始胎海の入った杯だった?つまり純水の杯=レムス王がもらった原初の杯ということになるので、自分が追い求めた純水の杯とカッシオドルもとい多くの昔日の人達を魔像にした材料が同一ということになる)
しかし、神だけが知らなかった。独りよがりの願望の報いは、独りよがりの絶望でしかないことを。エリニュスは自己追放を選び精霊と共に荒野へ隠居した。
フォンテーヌ建国
あらゆる水が合流した頃、エゲリアは湧き出る泉を取り囲むように新しい都市国家を創り上げ、法をもとに治めた。エゲリアは罪人をメロピスに追放し、心を入れ替えた者に秘密を守らせた。
エリニュスの物語は詩人や劇作家のアレンジを経て数千年後も人々の中で語り継がれている。
余談:エリニュスの歌について
書籍の中に「エリニュスの歌」という本があります。その中で聖剣オートクレールを返すときに彼女はこう言いました。
数千年後、聖剣オートクレールを手にした人がいました。それがフリーナ・ドゥ・フォンテーヌです。
余談:花言葉について
テイワット物産は図鑑で読むと説明文が増えています。その中でもフォンテーヌの植物は花言葉が書いてあることが多いです。その中でも一部の花を紹介したいと思います。
ロマリタイムフラワー
花言葉は『忠誠』と『不変の誓い』。 フォンテーヌの民話によると、ロマリタイムフラワ一はかつてエゲリアに恋焦がれる水の精霊だったと言われている。この民話は主に、この花が水元素に触れると咲くという生物的性質から想像されたものだが、乏しい知識と溢れる表現意欲を持つ人類の特徴である。
湖光の鈴蘭
花言葉は『待ち望む』『永遠の約束』。古い言い伝えによると、湖のように澄み切った清らかな花は、衆の水の女主人から最後の純水騎士へと 贈られた経別の品であった。フォンテーヌでは、旅立つ人のために鈴蘭を摘んで贈る風習が今でも残っている。その行く先の海が済んだ水面のように穏やかであること、そして大切な人がこの涼しげな微かな光に導かれ、再び自分の元へと戻ってくることを 願うのである。
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