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うつしえ

noteをはじめてから写真にふれる機会が増えた。
自分もこんな素敵な写真を撮ってみたい!と思い、スマホカメラで撮り始めた。
最近のスマホカメラは高性能であるため、特別な技術も必要なく、何より手軽に撮れるのがよい。
プロやカメラが趣味の方の写真を拝見していると、思わず羨望のため息が出てしまうこともしばしばある。
自身はまったくのド素人で、
カメラの知識もなく、機材もなく、
あるのはスマホカメラと表現したいという思いのみ。


先日読んでいた本の中に「うつしえ」という言葉が出てきた。


「うつしえ」とは
写し絵という字のごとく、絵の意味もあるが、
写真のことをうつしえともいう
大切な姿を描いたり写したりしたもののことをいう
目にもこころにも留める
それが「うつしえ」であり「写真」である


自身がこころにとどめておきたいもの、風景、シーンとは何であろうか?


ありふれた日常の中にあって、
今まで何とも思わなかったものや風景にこころが動く
感情が動く、動かされる
こころの声というのだろうか
思うがままに、こころを映すかのように写真を撮る


なぜ写真を撮るのか?


以前の記事でnoteを書くことは
自分と対話することである、と記したが
写真も然り
撮ることで、そのモノと、自分と対話している


「人」が見えてくる写真
会ったことはないその人が
どんな気持ちで
どんな想いで
どんな考えで
撮ったのだろうか
と考える楽しみもある写真。
その人のセンスが伝わってくる写真。


「写真」というよりも「うつしえ」という方が何だかしっくりきて、好きである。

「うつしえ」
そのモノに向きあう自分の、その人のこころが現れているようにも感じる。


なかなかに奥が深いと思う今日この頃。


今日はどんなうつしえに出会えるだろうか…

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