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なぜラーニングスでは「出版=情報を収集、編集して発信すること」と定義したのか

あなたは「出版」と聞くとどんなイメージを抱くでしょうか?

・本

・雑誌

・新聞

といった紙でできたものをイメージする人が多いのではないでしょうか?

私も紙書籍が好きで、今でも紙の本を読み続けてきています。

ただ、現在はマンガを中心に電子書籍がシェアを伸ばしていて、今後は出版と言えば紙でできたものというイメージではなくなっていく可能性があります。

紙を使うことを控える動きが出てきている

そもそも、本や雑誌、新聞に限らず、紙はできる限り使わないという流れが世界的には主流になっています。

例えば会社で使う資料やパンフレットもPDF等のデジタルデータにするケースが増えています。

デジタルデータにすれば多数の人にシェアしたり、遠方の人に送るのにも適しています。

また、国連の提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みの一環で、昨今、環境への配慮が企業経営において重要視されています。

実際、年賀状の送付を取りやめる企業や団体が増えているというニュースも先ごろ耳にしましたし、今後はできる限り紙を使わないようにという考え方が一般的になっていくことが想定されます。

よって、紙=悪というわけではありませんが、出版といえば紙というイメージはどんどんと過去のものになっていくはずです。

今後、出版は変わっていく

ラーニングスでは、8つのバリュー&プリンシプルの1つとして「出版事業から軸足をずらさない」という標語を掲げています。

出版事業にのみ取り組んでいく企業であるというメッセージを社外、社内に向けて発信しているわけですが、ただ、出版の定義を紙の本の出版だけとすると生き残っていけない可能性があります。

そのため、ラーニングスでは出版を情報を収集、編集して発信することと定義しました。

出版の定義をこうすることによって、紙の本だけではなく、Web記事や動画等も出版の1つのカタチであると捉えることが出来ます。

実際、ラーニングスでは書籍(紙・電子)の出版に加えてWebサイトの運営にも取り組んでいます。

変われないとどうなる?

出版を本来イメージされるものよりも広く定義していると、意味がわかりづらくなるといったデメリットが生じます。

でも、そのデメリットを考慮しても、出版の定義を広く捉える必要があると私は考えています。

例えば、馬車を作っている会社について考えてみましょう。

「車=馬にひかせて荷物や人を運搬するもの」と定義して「車制作事業から軸足をずらさない」としたとします。

するとどうなるでしょう?

エンジン車が誕生したら馬車は徐々に減っていくでしょうし、最終的には廃業してしまうかもしれません。

でも、「車=人や荷物を運搬するもの」と定義して「車制作事業から軸足をずらさない」というバリューを掲げた場合はどうでしょうか?

人や物の移動方法の主流が馬車からエンジン車に変わったときには、今度はエンジン車の制作にも取り組んでいくことが出来るかもしれません。

この例において、車の定義は広すぎても狭すぎてもいけないと考えられます。

例えば、「車=人間が作る動くもの」と定義したらあれもこれもやらなければいけなくなってしまいますので。

今後のラーニングス

少し説明が長くなりましたが、ラーニングスでは上記のような理由から「出版=情報を収集、編集して発信すること」と定義して、ミッションやビジョン、バリューを定めています。

バリューにあるように出版事業から軸足をずらさないで事業展開をしていきますが、紙の本、電子書籍やWEB記事、動画や漫画、アニメなど色々な出版の手段を取り扱っていきたいと考えています。

一緒に働いてくれる仲間も随時募集しておりますので、是非興味ある方はご応募下さい。


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