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今聴いてる曲で語る: Shit Talk

I will always love you but I cannot live with you

これってタイトルでBANされたりするのかな?まあいっか。

Sufjan Stevens, 人生の虚無の部分にぐっさり刺さる曲ばかりで、いつのまにかずっと聴いてしまう中毒性がある。

彼の曲を意識して聞き始めたのは、去年の秋頃くらい。
それより更に一年くらい前、「君の名前で僕を呼んで」を観て、何だこの曲は〜〜〜でMystery of Loveを延々と聴いてた気がする。でもその時はそれしか聴いてなかった。

去年の秋頃、Sufjan Stevensのアルバムが丸々入った公式動画がYouTubeのおすすめに流れてきた。作業用BGMとして聴いていたら、呆然と地平線を眺めながら泣きたくなるような、そんな気持ちで引き込まれてしまった。上手いこと言えない。なんとか伝わってくれ。

何度か繰り返し聴くうちに、Death with Dignityに妙な聞き覚えがあって調べたら、Life is strange 2で使われていた曲で、いろいろと腑に落ちた。そりゃあ好きだよね。Sufjanとの出会いは、Mystery of Loveよりも前だった。

私生活に支障をきたすくらい好きなゲームはたくさんあるけど、Life is strangeほど、まるで大好きな友達に起こったことのように重くのし掛かってくる物語はなかなか出会えない。考えれば考えるほどすべてを解決することはできなくて、最善を尽くしても、嫌なことに蓋をして、全て良かったと思うことも出来ない。

(辛いことはあれど)後悔はないと胸を張れる、きらきらした顔で語れる人生にも憧れるけど、結局は私が見つめたい人生って、清濁併せ呑むものなんだよなと強く思う。楽しい時は大きく笑って、つらい時はどこまでも深く悲しむものだ。そしてそれを人生の最後まで抱えていく。

シリーズはどれも好きだけど、1と2は珠玉。2は初っ端から覚悟を決めさせられて、そこからもう落ちることはないと思ったところからどんどん落ちていく様は、俺がお前に何をした、ショーンとダニエルが世界に何をしたってんだ、としか言えなくなる。後半は進むたびずっと本気で落ち込んでた。
Death with Dignityが妙に明るいメロディなのが余計に哀愁を誘う。

そして1は、何もかもが綺麗に残酷にできているので、やったことない人はこれだけでもぜひともやって欲しい。一周した後に、序盤でクロエとのスマホのメッセージを遡ってみて欲しい。死にます。ifルートのチャプターに入ったらまた同じことをしてください。死にます。

Life is strangeに使われてるライセンス曲、選曲が天才で本当に脱帽です。

というわけでみなさん、Life is strangeをどうぞよろしくお願いします。


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