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ジーパンを買った話

こんにちは
鍛治本です。

先日、めちゃくちゃ久しぶりにジーパンを買った。
あら?今って「ジーパン」って言わないのかしら?
「デニムのパンツ」って言うのかな?って迷うぐらい久しぶり。

なんせ僕は一年中同じ格好をしている。
夏でも冬でも大丈夫なのように7.5分ぐらいの袖のカットソー。
パンツも黒のスウェットのことがほとんど。

毎日着られるように、同じものを8枚、パンツも3つ持っている。

とにかく朝起きて、着る服のことで時間を取られるのが、嫌だったのだ。
どうせ稽古場ではジャージに着替えるし、本番では衣装に着替える。
無駄な時間を短縮したかった。
そんなに忙しい訳でもないのに、忙しさを気取っていたい歳頃なのかもしれない。

ただ、人前に出る仕事をしているのに、あまりにも無関心になり過ぎてもなぁという反省もあって、ジーパンを、いやデニムのパンツを買い足そうと決めた。

銀座に用事があったので、以前から好きだったデニムのお店に入った。

店員さんがすかさず声を掛けてくる。

「ありがとうございます。それ、うちのアウターですよね」

まずい。すぐにバレた。いや、別にバレたって構わないのだけど、ちょっと好きです感満載なのは恥ずかしいと思ってしまう小心者なのである。

そこから、店員さんの顔が曇った。
アウターこそ、そのデニムブランドの商品なのだが、中身がどうにもおかしい。
黒の7分に、黒いサルエルスウェット。

すぐさま、さり気ないリサーチが入る。
「普段はどんなお店で買い物されるんですか?」

「買わないですね。毎日この格好してるんです」
最悪な客だ。

店員さん、困る
「え?毎日?」

「あ!ちゃんと複数枚持ってます!洗ってます!」
いらないフォローだ。

「仕事で着替えるので!」
焦って言わなくてもいいことを口走ってしまう。

「お仕事何されてるんですか?」
ぐいぐい来る

「えっと、サービス業です……」

「え?もしかして同業ですか?」
毎日スウェットのアパレルいないだろ。。

「いえ……」

「じゃあ飲食ですか?」

「そ、そのようなものです」
なんだ?!そのようなものって!

無事に(?)ジー…、デニムのパンツを買えたのだが、またそのお店に行く時に履いて行くとツッコまれそうなので、黒のサルエルスウェットを履いて行こうと思う←

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