見出し画像

リハビリ介入時の既成概念を壊してみよう(^^)

今回は短文のnoteです。
個別でリハビリテーションを行う際、もしくは自費でトレーニングや整体を行う際の既成概念をいくつか挙げてみます。

①週2回の介入の場合➡月・木、火・金などのように中2日くらい空ける
②アプローチの順番:臥位➡座位➡立位➡歩行
③階段は健側➡患側の順番で昇り、患側➡健側の順番で降りる

他にもたくさんありますが、今回はこの3つを取り挙げてみたいと思います。

①介入日の設定

例えば週2回介入したほうが良いと判断した場合、多くの場合は月・木、火・金のように数日空けて介入すると思います。

これは「自分で動けない」,「自分で動かない」ようは人や、活動性の低い高齢者には良い介入の方法だと思いますが、若い人にも適応するでしょうか?

個人的な考えですが、若い脳卒中後遺症の方や術後の方に対して週2回介入するのであれば、2日連続で介入し5日間空けたほうが効果があると考えています(学術的な根拠はなし、w)。2日間か1日長時間にじっくりリハビリ(コンディショニング、トレーニング)を行い、セルフケアを指導して過ごしてもらった方が良いと考えています。

よって、介入する頻度や介入間隔に関しては、一概に間隔を空けるだけでなく、人によって変更するのが良いと考えています。

②アプローチの順番

どのクライアントに対しても「臥位➡座位➡立位」のような順番で行うセラピストがいますが、これも正しい面と正しくない面があると考えています。

正しい面から言うと、すべてのクライアントに同じような手順で行うことで、状態の比較が行えます。また、自分の型に当てはめる事でアプローがスムーズに進むという面もあります。

正しくない面を言うと、順番を画一的なものに当てはめる事で、人によっては効果が出にくいというのがあります。始めに動いてから臥位にしたほうがいい人がいたり、常時座位で介入したほうがいい人がいたり様々です。
セラピストのペースに持っていくのは大事ですが、「相手に合わせる」というスキルもセラピーでは必要だと考えています。

③教科書通りの動作手順

例えば、移乗は健側から行う、階段の昇りは健側からで降りは患側から、のように教科書的な動作手順があります。

これは多くの人に当てはまるため頭に入れておくべき内容ですが、当てはまらない人がいるということを知っておくことが重要で、現場では柔軟な思考が求められます。

移乗であれば患側から行った方が良いケース、階段も教科書とは逆の方がうまくいくケースがあります。また、逆にせざるを得ない環境や身体状態の人もいるので、教科書の内容は大事ですが、絶対ではないという事ですね。

まとめ

とにかく人によってアプローチは変わるということです。そして、普段から当たり前のように行っていることも、常に疑ってかかることが良いサービスにつながるのではないでしょうか?

ついつい日々の業務に追われ効率性を求め、スタッフファーストになりすぎてクライアント視点が欠けてしまいがちですが、既成概念を疑う姿勢は専門家としては大事かもしれませんね。

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?