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「井の中の蛙大海を知らず、されど空の深さを知る」

■井の中の蛙大海を知らず、されど空の深さ(青さ)を知る、の意味

前半の「井の中の蛙大海を知らず」というのは日常生活の会話でよく使われますが、これは、「狭い世界にいて視野が狭くなりがち」というネガティブな意味として知られていますね。

しかし、後半の「されど、空の深さを知る」は、「狭い世界にいたからこそ深く知ることができる」というポジティブな意味です。

前半はネガティブだが後半がポジティブという面白いことわざですね!

■リハビリやセラピーの話に置き換えると、、、

上記のことわざに関する事をいくつか例を挙げてみたいと思います。

①一つの職場で長年やり続ける
リハビリや治療家の世界では転職するのが当たり前で、昔は転職する事でキャリアアップ、スキルアップになると言われていたこともあります。

一つの職場にいると視野が狭くなり見識が偏ると思われますが、居続ける事で見えてくるものもありますね。

②一つの領域や手技を長年やり続ける
リハビリや治療家の世界では、スペシャリストとジェネラリストを比べられる事があります。

スペシャリストは何かに特化した人の事です。例えば膝痛の専門家、○○法の専門家、教育の専門家、訪問リハビリの専門家、脳の研究家など。

ジェネラリストは満遍なく対応できる人の事です。例えば、どんな疾患でもみれる、どんな時期でも対応できるなど。

職場ではジェネラリストが重宝されて、スペシャリストは視野が狭いと思われがちですが、一つのことをやり続けていると結局それ以外の知識も深まります。

③見ている症例の数
※これは少し視点が違うかもしれません。
例えば、毎日10人-週間50人の患者を見ている人と、毎日1人-週間5人の患者を見ている人を比べたとします。

一見沢山患者を見ている方がスキルアップするような気がしますが、少人数の患者を見ている方も長く見続けるとかなりの知識とスキルが身につくと思います。

■おわりに

上記の話はどちらが良いという話ではないです。「井の中の蛙大海を知らず」のように環境を変えるのも良し、「されど深さを知る」のようにやり続けるも良しです。

要は物事は考え方によって、良くも捉えられるし悪くも捉えられると考えられますね。
※私見です。

粗雑な文章ですが、最後までお読み頂きありがとうございました。

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