見出し画像

多摩川サイクリングロード 勝手にガイドブック -大栗川合流~多摩川橋

東京近辺のお気に入りのサイクリングコースについて「勝手にガイドブック」を順次綴っていくことにしています。多摩川中流域の大栗川合流から多摩川橋(吉野街道)の間の左岸から右岸そして左岸の一周60.5kmを走行時間合計約5.5時間かけてチャリでまわってきました。走行時の平均速度11.2km/hと超低速のため5時間以上かかったのですが、標高差約100mのほぼ平坦なコースで、健脚な若者ならば3時間半ぐらいでまわれると思われます。
多摩川には数多くの橋が架かり、しかも同じような名前が多い( https://www.ktr.mlit.go.jp/keihin/keihin00613.html )。
今回の折り返し点の吉野街道の多摩川橋は、圏央道の二階建て橋の下流で、一方の大栗川合流は是政橋からの多摩川右岸の通過不能区間(約1.5km)の上流側にあたります。

南武線矢川駅~多摩大橋:南武線矢川駅-多摩川左岸の国立温泉・湯楽の里(1.2km/1.2km)-府中四谷橋(1.8km/3.1km)-関戸橋(1.7㎞/4.7㎞)-大栗川合流(1.9㎞/6.7㎞)-府中四谷橋(2.6㎞/9.3㎞)-浅川合流(3.6㎞/12.8㎞)-立日橋(3.4㎞/16.2㎞)-多摩大橋(3.9㎞/20.2㎞)

矢川駅とは近くを流れる矢川に由来します。立川崖線から湧き出す水を集めて流れる清流で、その水源の矢川公園は癒しスポットとなっています。矢川駅から立川崖線と青柳崖線の坂をまとめて下ると多摩川左岸の国立温泉・湯楽の里に着く。本日は余裕があるので帰りに立ち寄り、一風呂浴びることにしました。サイクリングロードを下流へと進路をとるとすぐに国道20号線の石田大橋。日野の石田は土方歳三の出身地で、資料館もあります。続いて野猿街道の府中四谷橋で、その先の京王線をくぐり、関戸橋の上流側歩道で多摩川をわたります。鎌倉街道を200mほど進み、右側の小さい公園に降りると用水路があり、道路の下がトンネルとなっています。用水路を伝うと大栗川左岸から多摩川合流点に着いた。野鳥観察小屋から上流に進路をとり、多摩川右岸を行く。府中四谷橋を過ぎると多摩動物園からの程久保川、次いで浅川が流れ込む。浅川ではモノレールの橋まで3kmほど遠回りして戻ってくると、三浦友和さんや忌野清志郎さんを輩出した名門日野高校があります。石田大橋をくぐると本日のゴールの湯楽の里の「ゆ」の看板が対岸に見えます。中央自動車道をくぐり、日野橋、次いでモノレールの立日橋に着いた。付近の日野渡船場跡は大正15年(1926)まで甲州街道の渡しとして使われていたとか。中央線をくぐると遮るものなく開けて雄大な景色となった。奥多摩の大岳山から秩父の武甲山までの山々が一望できます。谷地川を小さく回ると、山々をバックに赤色のアーチを凛々しく掛けている多摩大橋に着く。

秋川の木立

多摩大橋~多摩川橋:多摩大橋-拝島橋(2.8㎞/22.9㎞)-秋川合流(5.2㎞/28.1㎞)-平井川の小橋(3.9㎞/32.0㎞)-永田橋(1.4㎞/33.4㎞)-羽村市郷土博物館(3.5㎞/36.9㎞)-吉野街道・多摩川橋(2.5㎞/39.5㎞)

多摩大橋から八高線あたりまで川幅が広くて開け、再度の雄大な景色の中、大岳山に向かって進んで行く。やがてサイクリングロードは尽き、藪の中に吸い込まれる。自転車を押しながら藪の中を500mほど進み、清掃センター横の道に出て、国道16号線の拝島橋に着きました。拝島橋から両側が藪となっている道をしばらく進むと水道橋が見え、滝ケ原運動場に着きました。左手の崖の上は小田原北条氏の滝山城跡。武田信玄は三益峠の戦いへと向かう途中、付近の拝島に陣を敷いたとか。滝ケ原運動場を出るとあたりには田畑が広がり里山となります。秋川右岸に入ると、屹立する数本の大きな木が目を引く。東秋川橋で対岸にわたると秋川ふれあいランドというバーベキュー場があり、トイレ休憩に使える。多摩川に戻るとタヌキやキツネはてはアライグマが生息するという多摩川デルタ。いつか小テントを張って観察したいものです。睦橋から五日市線へと河川敷の中の道を進むと平井川に入り込む。五日市街道の多西橋を越えて平井川右岸の散歩道を進む。3つ目の公民館通りの小橋をわたり、氷沢交差点から永田橋西詰、そして多摩川の堤防沿いの道にいたる。五日市街道からここまでが、大栗川合流点と並ぶ右岸側の通過不能ヵ所となっています。堤防沿いの道をしばらく進むと、道は左に曲がり段丘崖の上へと続いています。しばらく抵抗して崖沿いを進んだのですが、農家の土地に迷い込み、あわてて引き返し、素直に段丘崖を登りました。後日の調査では、河川敷の野球場の左翼を進むと踏み跡があり、羽村の堰対岸の堰下レクレーション広場に続いていました。段丘崖上では、氷沢交差点から大澄山を巻いて羽村大橋へと続く道路を突っ切り、羽村市郷土博物館に着きました。その裏手から山道を登ると崖の上に立つ羽村神社、そして浅間岳から旧満地トンネルに出られます。今回は、川沿いにこだわり、崖につけられた手すりにつかまり、運動施設についている道に這い上がりました。滝山街道に合し、小作取水場横を通過すると多摩川橋。水道橋の向こうには二階建橋も見える。

画像1

多摩川橋~湯楽の里:多摩川橋-間坂交差点(2.1㎞/41.5㎞)-羽村の堰(1.5㎞/43.0㎞)-永田橋(2.2㎞/45.2㎞)-多摩橋(0.7㎞/45.9㎞)-拝島橋(5.0㎞/50.9㎞)-多摩大橋(3.0㎞/54.0㎞)-日野橋(4.2㎞/58.2㎞)-湯楽の里(2.3㎞/60.5㎞)

多摩川橋の東詰にイチローさんのキマグレカフェがあって、チャリカフェで紹介されているので行ったことがあります( https://ccc-cc.cc/?cat=146 )。ペンネグラタンが美味しかったです。小作坂下交差点で南下を開始。コンビニで腹ごしらえの後、間坂交差点からチューリップの名所の根がらみ前水田へと下り多摩川左岸の堤防を羽村の堰に向かいました。例によって羽村の堰の階段を下り、サイクリングロード多摩リバー50に入りました。永田橋から五日市街道の多摩橋までを計測すると右岸の通過不能区間の長さは700mでした。五日市線をくぐって堤防上に上ると睦橋までは桜並木が続き、その季節には見事な桜の弧を描く。八高線をくぐり、アキシマクジラと八高線列車衝突事故の案内板あたりから多摩大橋までも、その季節には見事な桜並木となります。中央線をくぐり、残堀川をわたり、立日橋、日野橋を過ぎて、一旦段丘崖上に上がり、府中用水を過ぎると本日の最終目的地の湯楽の里に到着し、お約束通り一風呂浴びて帰りました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?