コーヒー豆の賞味期限ってどれくらい?おすすめの保存容器や保存場所など
コーヒー豆の賞味期限について気にしたことはありますか?
なんとなくコーヒーは日持ちがしそうな気もしますが、実はコーヒー豆は”生鮮食品”と言われるほど、鮮度が重要な食品なんです。
今回は、そんなコーヒー豆の鮮度と美味しさを保つためのオススメの保存方法をご紹介します。
コーヒー豆の鮮度とは?
コーヒーが生鮮食品だと言われても、いまいちピンと来ないという方も多いと思います。
それもそのはずで、スーパーなどで購入したコーヒーをしばらく放置していたとしても、見た目にはほとんど違いが出ません。
しかし、見た目に差はなくとも、味は確実に劣化しているのです。
と言うのも、コーヒー豆は空気中の酸素と触れることで酸化したり、高温多湿や紫外線などによっても味が変化してしまいます。
よく「コーヒーが酸っぱい」と言われる方がいますが、それはもしかするとコーヒー豆の酸化が原因かもしれません。
また焙煎後のコーヒー豆は炭酸ガスを含んでおり、そのガスと一緒に味や香りも抜けていってしまいます。
焙煎して時間が経ったコーヒーは、香りも抜けた苦酸っぱいような味になってしまい、とてもじゃありませんが美味しいとは言えません。
せっかく買った美味しいコーヒーならば、美味しいうちに飲んでしまいたいものです。
コーヒー豆の賞味期限
そんなコーヒー豆ですが、保存状態でも賞味期限はかなり変わってきます。
ちなみに、常温で保存した場合の賞味期限はどれくらいかと言うと、
豆の状態で約1ヶ月
粉の状態で3日〜7日
短いですよね。
特に粉に挽いてしまうとコーヒーが空気を触れる面積が大きくなってしまう上に、豆に含まれていた炭酸ガスも一気に抜けてしまい、味の劣化が著しくなってしまいます。
なので、なるべくコーヒー豆を購入する際は、すでに粉に挽いてあるものよりも豆で購入し、コーヒーを淹れる直前にミルで挽くのが一番美味しくコーヒーを楽しんでいただけます。
また当店は、未開封で高温多湿を避けて保存した場合、焙煎後から90日を賞味期限として定めていますが、やはり味や香りは変化し少しずつ劣化していきますので、賞味期限内であったとしても早めに飲んでいただくことをおすすめしております。
おすすめの保存容器
コーヒーの賞味期限は、豆を保存する保存容器でも変わってきます。
よく透明のビンにコーヒー豆を入れて保存している画を見かけますが、あれは実はあまりおすすめしません。
なぜなのかと言うと、ガラスのビンは見た目はとてもお洒落なのですが、透明が故に紫外線や光を通してしまい、その紫外線や光がコーヒーの劣化を早めてしまいます。
なので、陶器や金属製の遮光性が高いコーヒーキャニスターを選ぶのがいいと思います。また、フタがしっかり密封できるようにゴムパッキンが付いているのも重要です。
また、コーヒー豆専門店ようなお店では、豆が入っている袋自体が保存容器と同じ役割を果たすものを使用している場合もありますので、尋ねてみるといいかもしれません。
保存場所
コーヒー豆の保存場所に関しては、期限内に飲んでしまえそうであれば、直射日光・高温多湿を避けた涼しい場所での常温保存でOKです
コーヒー豆は基本的には長期保存には向いていませんが、もし、3ヶ月以上などの長期保存をしたい場合は、冷凍庫での保存をおすすめします。
冷凍庫であれば味の劣化をある程度は防ぎつつ、豆を保存することができます。
ただし、何度も出し入れをしていると、冷凍庫内と室内との温度差で豆や容器が結露してしまい、豆に水滴がついてしまい、それがカビの原因になるということもあるので、注意してください。
最後に
コーヒー豆は生鮮食品と言ってもいいくらい、デリケートな食品です。
しかし、適切に保管することで鮮度を保ち、美味しいコーヒーを楽しむことができます。
ぜひ試してみてください。