調律中に弦を切ってしまったら、弦の切れ端もちゃんと探してくださいねw

色々な理由で、調律中に弦を切ってしまう事はあります。

しかし、切れた弦の切れ端をちゃんと探さないと、雑音の原因になります。

以前、私が担当しているホールのピアノの調律に行ったら、前回別の方が調律されていて、、、

一番上のCの弦が切れたままになっていました。

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事前情報:このピアノは#5980000頃のC5Lで、今まで断線は無し。頻繁に調律に行っているので、接近は狭くなっていない。88key(最高音のC)の断線は初めて見た。

演奏中に切れた場合:バンっていう音がするので気が付く。そうなったら会館の人に話をする。すぐ私に連絡が入る。切れる場所はカポダストロバーの所が多い。

調律師が切った場合:切れた場所は(今回は)玉の部分。一番上の音だから、あまり使わないから大丈夫、黙っておこう。でも切れた弦が他の弦に触ったら変な音が出るので、少し横に曲げておこう。

写真のような状態を見て、色々状況を検証しましたが、残りのCの弦の音の高さが50cent(半音の半分くらい)も高かったので、調律師が切ったと判断しました。

因みに、弦が切れた時の、その隣の弦は10centくらい高くなると経験しています。

さてと、、、んで、調律中に、響板の上に何か金属のようなものが乗っていて、それが共鳴しているのを確認。

持っていたエアーダスターでその周辺を吹き付けてみると、雑音箇所が移動した。やはり誰か、いるようですねw

(弦を切った人は、それに気が付かなかったのかしら?w)

じゃあ、探しますよ!

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これです!

切れた弦の切れ端が響板の上に残っていて、雑音が発生していました。

調律中に弦を切るのは、色々な原因があるのでしょうがない事もありますが(私も何度か経験があります)、もし切ってしまったら、切れた弦の切れ端もちゃんと探さないといけませんね。

おまけ:低音弦を1本張り替えたピアノの鍵盤の下に落ちていたものw

響板の上ではなかったので、雑音は出ていませんでしたけど^^;

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