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「磨け一神、鬼神の如く」

G Rサープラを依頼受けて制作中である。GRスープラはタミヤ模型の1/24スケールのキットで、キット価格は四千円ほど。最近のキットは非常に出来が良いので、ちゃんと作ってやればカタログレベルの完成品が比較的簡単に仕上がる。ただし、そこに行き着くためのスキルは文字だけでは伝わりきらない領域も多く、プラモデル趣味を敷居の高いものにしてしまっている。

それを打破するために、株式会社バンダイさんのガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)は様々な手法で「完成までのステップを簡略化させる」ことに尽力を注がれている。これは素晴らしいこと。誰が作ったとしても、ほぼ同じものが比較的短時間で仕上がり、手に入れることができるようになった。

昔のガンプラは成型色は基本的に一色で、各キャラの総表面積を占める中で一番多く使わらている色を成型色として採用してあった。これはつまり、「それ意外な色は自分で塗ってね」ということの表れであり、それをしなければただではないが見られたものではなかったのだ。

そう考えると今は奇跡の時代となった。塗らなくても基本的に大丈夫。ほぼ全ての色は多色成型で構成されたパーツをただ組み合わせるだけで設定通りのカラーリングとなる。これはプラモの価格を上げる要因にもなってしまったが、それと引き換えにプラモの敷居を一気に下がることに成功をする。

プラモデルは楽しい。作るのが楽しい。ガンプラを始めとする様々なキットが世には存在している。ぜひ、手にとって確かめてみてほしい。少年の頃の熱い想いがまた、蘇ってくるはずだから。

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