今日の気づき⑧株はタイミング【重要】

●「昨日までは勢いがあったのに、わたしが株を買うといつも下がる」
「損切りばかりしている」
「売ると上がる。どういうこと？」
なんて声がよく聞かれる。

●そういう筆者にも同じ経験を何度もしてきた。
なぜ？　なぜ？　なぜ？
業績や地合いを調べてはみたが、理由があるものもあれば、理由が分からないものもある。
つまり、規則性や理屈はない。運だ。

●しかし、こう何度も損切りしているのも癪だ。なんとも腹立たしい。
どうにかしてこよ不運な損切りを回避できないものか・・・と思い、買うタイミングの目安を決めることにした。

●前置きをすると、株式投資系のYouTubeをよく見るのだが、「売る（投げる）タイミングはここだ！」とか、「デイトレのやり方」とかはたくさんある。
しかし、エントリーするタイミングについてはあまり詳しく解説されない。

●おそらく、エントリーが肝なのだ。これが株の肝なのだ。エントリーのタイミングさえ理解できれば株は勝てると言っても過言ではない。
しかも、エントリーのタイミングの理由は人それぞれで確実性はない。株は結果論であることが多い為、〈〇〇だから今が買うタイミング〉とはっきりは言えない。大金が掛けられていれば尚更軽々しく言えるはずもない。
だから、誰もエントリーのタイミングを解説できない。もしくは、解説できてもしないのではないか？　と思うようになった。

• ●こんな事情がある中、筆者はエントリーのタイミングをはかる目安を決めることにした。
  
  目安となるのは2つ。
  １つめは、25日移動平均線。
  ２つめは、PER。

ひとつずつ解説していく。

1️⃣25日移動平均線
移動平均線は短期、中期、長期と3本あり、（その設定は変えることができるが）デフォルトで設定されているのは短期＝5日、中期＝25日、長期＝75日である。

★その25日移動平均線と株価との乖離が30%付近にある時は買い時ではない。という考え方だ。
たとえば、25日移動平均線が1000円の時、株価が1300円の時。
上昇トレンドにあって好調な様子が見て取れるが、こんな時は信用取引をチェックしてほしい。

●信用取引が過熱すると増し担保規制というのが掛けられてしまう。
簡単に言うと、信用取引をする時の担保金が増えるので、たくさん株を買えない（売れない）ようになる。
すると、株価は上がりにくくなる。過熱感は冷めて株価は下がり安定させるという機能が増し担保の役割というわけだ。

●増し担保が発動するのは過熱がいき過ぎている時、つまり、急騰した時。
その目安が25日移動平均線より30%を超えた時。
しかし例外もある。
増し担保が発動しても、それを超える買いの勢いがあれば、さらに上昇する場合もある。
だから、上がるか下がるか、その辺の決断は難しいのだが、ここで言いたいのは、リスクを減らした投資をしたいということ。

2️⃣PER
PERは企業の利益に対して株価がどれくらい高いか安いかを見る指標だ。
割安か、割高か、が分かる。

●PERを知らない人に簡単に説明すると、スーパーに買い物に行って安売りをしていたら「これはお買い得だ！」と思って喜んで買うと思う。
これと同じことで、安い時に買って高く売るのが株の醍醐味なので、安い時に買うのが常識ともいえる。

●PERはセクター（ジャンル）によって平均値が違うので、あなたが今狙っている企業だけでなく同じセクターの企業のPERも見てほしい。

●基本、PERは15倍以下が良しとされている。
一般的には低ければチャンスと言われるが、低すぎるのは人気がない企業ともいえるので、よく調べたほうがいい。PERが低いのは理由があるはずだから。

●実際、上昇トレンドのPERを見ると100倍近くになっていたりする。中には300倍を超えるものもある。
人気が高い銘柄といえる。

●人気には理由がある。
その株価を支える理由がある。その理由が株価を押し上げ、実際や利益を遥かに超えた期待が集まり、PERを過剰に上げているのだ。

●だから、その理由が無くなった時、もしくは無くなりそうな時は要注意だ。
株価は一気に急落し、通常のPERに寄せていくだろう。

●株価は気まぐれ。
昨日がストップ高だったのに明日にはストップ安、なんてこともある。
PERが高まりすぎている時、上昇の期待感で舞い上がっている時こそ要注意だ。

●特にグロース企業（成長過程にある企業）PERは100倍を超えることはよくある。
グロースゆえに仕手化しやすく、翻弄されやすい側面もある為、時と場合によってポジションを調整することをオススメしたい。

●「いつもわたしが買うと下がる」という失敗を繰り返さない為に、25日移動平均線との乖離率、PERを見て、リスクを減らす投資をしてもらいたい。
筆者自身も負けない投資で資金を増やしていきたいと、毎日株価とにらめっこをしている。

明日は上がるといいな^ ^