津和野殺人事件@読書感想
内田康夫著『津和野殺人事件』を読み終えました。
(※これまた、6日前の3月28日のことですが・・f(^_^;)
ミステリーの題材によく挙げられる
“一族もの”
この作品も“一族もの”と言ってもいいのではないでしょうか。
浅見光彦シリーズと言えば、
浅見光彦の母は、
浅見光彦が“探偵まがい”のことをして
警察庁幹部の兄に迷惑をかけることを良しとしない立場で
浅見光彦が事件捜査に関わることに
良い顔しないワケですが、
この作品では
第1の事件の発見者となり、
警察の事情聴取で受けた非礼から
浅見光彦に事件解決を命じ
捜査費用まで出しているのには驚きますね(笑)
赤い雲伝説殺人事件に津和野殺人事件と
2作品連続で、
浅見光彦を事件に誘う母の存在が
アサミストとしては意外な気がします。
本作品は、“一族もの”と書きましたが
ラストで
浅見光彦が
一族関係者を集めて
謎解きをする場面、
そして、一族の上に暗雲たれこめているような
重い雰囲気・・
これは、まさに“一族もの”の醍醐味ですよね。。
さて、浅見光彦シリーズの
小説構成といえば、
自分の印象では
プロローグに始まり
第◯章というのが1~6くらいあり、
エピローグで終わる感じですが
本作品までは、
第◯章という項立てはないんですね。。
これまた新鮮な気がします。
そして、自分の中で
浅見光彦シリーズといえば
一番なじみのある
パッケージのイラスト、、
光文社文庫から発売されている文庫版は、
中原脩さんが描いてますが
このイラストが
“旅情ミステリー”という言葉に
ぴったりくる気がします。
最後に、浅見光彦シリーズの楽しみとして
物騒な事件は起きるものの
日本各地を旅して
その美しい景色や
歴史や風土が感じられるのも
魅力ですよね~✨
毎日浅見光彦と称して
次々と浅見光彦シリーズを読み進めていますが
現在、
讃岐路殺人事件に始まり
第1作から第4作までで
1都7県を旅しております。
(※浅見光彦が住む東京都は、旅先ではないので、ピンク表記になります。)
こちらも
この後、どんどん色塗られていくのが
楽しみですね~🎵
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