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Hans J.Wegner Daybed sofa GE258 #12

みなさんこんにちは。今日は我が家のソファを紹介。
「デイベッド」その一言で、あぁあれねと分かってしまう超名作。
Hans J.Wegnerのデザインによる GETAMAのGE258。
ハンスウェグナーは1914年ユトランド半島の街トゥナーの出身。14歳で家具職人の見習いとしてそのキャリアを始め、20世紀を代表するデザイナーの1人です。
奥さんとこのソファをSNSで見てから一目惚れ。そこから置いてある店や、どこで買おうか、楽しい時間が始まりました。

僕たちの住んでいる群馬では、まず現物を置いてあるお店が見つからない。
ネットでは見れるが近くて東京になってしまう。
そんな中一軒の素敵な宿を見つけました。場所は浅間山のふもと、標高1200メートルの北軽井沢にある「六花」という宿です。北欧家具を基調とした私たちにとっては理想な空間。「なにもしない」ことを宿の過ごし方としてお薦めしており、自然に耳を傾けて四季を感じながら過ごす宿。そんな素敵なのホームページに一際目立つ赤色のGE258を発見。すぐに予約をとり出かけることにしました。


宿泊したのは2021年の11月下旬。うっすらと雪が積もり、シーンとした空気の中に佇む六花さん。外は白銀の世界が広がる中、宿の中には温かみのある北欧家具たち。
赤色のファブリックを纏ったデイベッドはとても印象に残りました。
本当にいい宿でした。

イメージを膨らませた後、とうとう購入。
その頃住んでいた賃貸アパートに届きました。予想はしていたものの、2階の部屋には通路は通らず吊り上げての搬入。配達員さんには迷惑をおかけしました。搬入後は汚したくない思いでなかなか座れません。
それでも狭い部屋の中にレイアウトすると、やはり美しいデザインに惚れぼれします。


そんな中マイホームの建築も進みお引越し。
このソファーのために間取りも考えました。楽しみ倍増。

今回は業者は使わず、バラして自分たちで運びます。

構造は至ってシンプル。バラシ、組み立てまでスムーズにできました。
組み立てて実際に置いてみると存在感抜群です。

引越しもひと段落したところで今度は生地の張り替えに入ります。
本当に生地選びは沼。張りたい生地は探せば探すほど分からなくなります。
あれもいいなぁ、これもいいなぁで進みません。
生地探しに各地を巡りにも行きました。

群馬県内にある北欧家具屋さんのThe Nordisk Cirkusさん。

松本市にあるmina perhonenさん。
このほかにもちらちら回りました。
そして、たどり着いたのは埼玉県東松山市にあり北欧家具TANUKIさん。
こちらのお店でリペアをお願いしました。
選んだ生地はデンマークのDanish Art Weaving。織柄のほとんどはデンマーク伝統の「オルマーデゥグ」という技法。ヨコ糸の色を所々変えて、ストライプ柄にしていく伝統的な柄です。
軽バンに背面・座面を積み込み運びます。

座面をカッターで切り裂く瞬間は衝撃的でした。
座面のスプリング交換も合わせてやってもらいとうとう完成しました。
購入から約1年半で完成です。

一生物のソファ。
生涯をかけて大切に、愛でていきたいと思います。

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