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リーダーとは?(評定について)

以前私が会社の管理職になってから評定時に
上司や、取締役などと揉めた時のお話をちょっとばかり
させてもらいます。

こんな話です。

以前ある社員(X君とします。)の担当箇所で不具合が発生しました。
(市場システムで)

この不具合は市場で問題となり、回収には手を焼きました。

そんな話は当然役員会などでも知れていて、
評定会議の席上でこんな話となります。

「Xは市場で不具合を出して問題となったので
 評定は低い。」

こんなことをある取締役の方が言ったのです。

皆さんはこれどう思いますか?
仕事なんで結果が問われる。だから仕方ないことだ。
と捉えられますか?

私はこの時、この言葉に大きく反対しました。

何も管理職としてカッコつけて部下を守ろうと
したわけではありません。

その理由は、こんな感じです。

・市場で不具合を出した出さないだけで
 評定を行っていると、皆簡単なプログラミング
 ばかりを行う。

・市場で不具合が出るということは、
 原則簡単なロジックではなく、
 難易度が高いプログラミングの場合が多い。

・そしてそういうプログラミングの担当には
 例えば新人や慣れていない者が担当するのではなく
 上級プログラマが担当することが多い。

などです。
これは私自身がプログラマとして働いていた時から
感じていたことで、こういう評定をやっていると
上級プログラマが、チャレンジしなくなってしまう。

と感じていたんですね。
それでここだけは引けませんと言うことで、
こんな提案をしました。

・不具合はやるべきことをやらなくて起こったのか?

・レベルが低い不具合だったのか?

もしこれに当てはまるなら評定が下がるのは
仕方ないがそうでないなら、それを抜きで考えてほしい。
というものでした。

しかし結局この評定は下げられてしまいました。
もう10年以上前の話です。

こんな話はざらにあると言われれば
それまでですが、、、

こういう評定は考えものです。

ここだけの話では終わらず、
働くもののモチベーションを非常に下げてしまいます。

私がX君から言われた言葉がこんな言葉です。

「客先の仕様担当者も解決策がないような箇所を
 無理やり任され、市場で不具合出したって言って
 評定下げられたら、もう誰も難しいとこ
 やらなくなりますよ!」

今でもこの言葉が時々思い出されます。





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