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晩夏の記憶

今朝も4時45分にタイマーが鳴りました。
もう20年ほど、この時間の起床を続けています。

ここ一年は早朝ウォーキングをしていますから、顔を洗った後はそそくさと歩ける服装に着替えます。
季節によっては、ああ寒いと言いながら、季節によっては、なんか蒸し蒸しするなどと言いながら。

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お盆を過ぎたあたりから、朝方は急に涼しくなります。
そして、蝉の声に混じって ’虫の声 ’が気になり始めました。

晩夏、起床して何かの準備をしながら毎年頭をよぎる記憶があります。
それは40年前の晩夏の記憶です。

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高三の夏。
時間はもっと早かったかもしれません。
朝型の自分は、夜が明ける前に起きて受験勉強をしていました。

同じ時間に起きているのに、日に日に涼しく、暗くなっていく。
取り巻く環境は前に進んでいくのに、一向に成果の上がらない受験勉強。
あの涼しさ、あの暗さ。

あれから40年も経つのに、いまだに夢に見ることがあります。
おそらく消えることはないのでしょうね、あの晩夏の記憶は。

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