ずるいよ、ガンダム。アニメ『機動戦士ガンダム』を観て普通に泣いた話【ただの感想】

※これは「ガンダム好きだけどまだまだ初心者」の私が、初代ガンダムアニメの感想を自由にだけど語彙力もなくただ書き殴る記事です。

私がこれまで観たガンダムシリーズはUCから始まりNT、逆シャア、Z、 F91を鑑賞をしたんですけど本当〜〜に今更なんですがここまで来て先日やっと、初代ガンダムアニメ全43話履修を終えました。

やっと観られたという達成感と、特に最終話の43話には考える事が多すぎてもう胸いっぱいいっぱいの状態です。お手上げです。凄いもん観ました。ありがとうガンダム。ありがとう富野氏。

ガンダムシリーズの原点である初代アニメ『機動戦士ガンダム』の放送開始は1979年。当時、私の母がやっと小学生になったくらいの時代にやってたアニメみたいです。今考えると本当に歴史の長いアニメなんだなぁと。それが色んなシリーズに展開して今でも人気の熱は絶えないのでまさに日本の国宝級だと思ってます!!!!!!!!(大袈裟)

ちなみに私がガンダムという作品に初めて触れたのは仲の良い従弟と一緒に遊んだPS2(ソフト名は忘れたけどMS同士で戦うやつ)でした。色味的に百式が1番強いと思ってました。

まだ小学生だった私がなんとな〜くMSを知って、なんとな〜くガンダムがこういう世界観なんだという程度にしか認識していなかったんですよね。

そんな私が10年以上の時を越えて今、やっと
ガンダムを観てしかも涙を流す羽目になるとは思いもしなかった
のです。
ある意味この年で観て良かったのかもしれない。宇宙世紀の物語はまさに「語りかけてくるストーリー」で、本当に色々と考える部分が多かった。

主人公、アムロの成長がエモい

やっぱり初代の見所って、アムロの成長物語にあると思う。
ごく一般市民であった、たった15歳の少年が連邦軍の未知のモビルスーツ、ガンダムに乗りジオン軍のザクを撃破する……。

アムロがガンダムに乗る事になった動機っていうのがこれまた深かったんですね。
そりゃ物語の主人公なんだからアムロが乗って当たり前なんですけど、時代は戦争真っ只中、市民達は戦争に巻き込まれて呆気なく死んでいく。
そんな過酷な状況下でアムロの友人家族が爆撃で死んでしまう。それを目の当たりにしたアムロがガンダムの操縦マニュアルを拾いそしてコックピットへ乗り込むのです。

このガンダムに乗るまでの過程はとても悲惨で残酷な状況がきっかけであり、アムロがガンダムに乗り込むのにも十分納得出来るという。
これまた第一話にしてはとても衝撃的な始まりでした。

正直私の中で「選ばれたのはアムロでした」って感じの、最初からアムロがハイパーつよつよ少年で「お前しか勝たん!」と能力を見込まれて乗り込むイメージを抱いていたんですけど、アムロからガンダムに乗る事を選んだんですね……。

ガンダムの開発者がアムロの父である事も、ある意味アムロがパイロットになる主人公要素として十分なんですが、実際に乗る事になるきっかけは「エモい」を言わざるを得なかった。

ガンダムに乗れば流石主人公、操縦にはセンスがありまくりなんですが初めて自分が敵から「仇の対象」とされている事に気がついてショックを受ける。

そんなアムロが「あ、食べなくちゃ」と食事をもぐもぐするシーンがあるんですけど、呆然としてるんですよ。あのシーンがめちゃくちゃしんどかった。

それにガンダムのパイロットを他の者に任せよう、という話を偶然聞いてしまったアムロが泣きながら「ガンダムに乗れるのは僕しかいないのに!」と脱走したり「もうガンダムには乗るもんか!」と訴えたり……アムロも完璧な主人公では無かったんだなと。

でも物語が進むにつれてアムロの才能が開花し、そして「ニュータイプ」に目覚めていくというこの一連がめちゃくちゃエモい!!!!

ガンダムも凄いけど、機体の能力を超えてアムロが進化するという……その成長記に鳥肌が立ちまくりでした。うーん。しんどい。

こんなにも1話1話を噛み締めて見る事になるとは思いませんでした。

戦争って怖いんだなぁ

いつだって、どんな形であれ、戦争は怖いしあってはならない過ちだと思う。
初代ガンダムも第一話から過酷な戦争状況というのが描かれていて、「これ本当に子ども向けアニメなん?!」と思わされる事も多く……。
前述したけどアムロがガンダムに乗ったきっかけも「戦争に巻き込まれて死んだ友人の家族を目の当たりにした」からなんですよね。

兵士なり市民なり、みんな呆気なく死んでいきます。ガンダムや他のMSにジオンのMSが撃破されパイロットが「うわー!」とか「なんだと?!」とか言って死んでいく。
もちろんアムロ連邦軍側でも仲間が死んでしまうんですけど、私もアムロたちのように涙を流して観てました。

このアニメの主人公はアムロ。もちろんアムロがいる連邦軍にフォーカスを当てられて物語は進んでいくんですけど、戦争を題材にした作品を観るたびに思い出す事がある。

ここでいきなりめっちゃ話ずれるけど大学生の時、とある授業で観た動画があったんだけど

こんな感じの兵士が帰ってきて家族と再会する動画で、授業中に涙ぐんでいた子がいてもちろん私も泣きそうだった。

動画を見終えた後の、先生の授業内容が忘れられない。
こうして感動の再会をしている背景には敗れて家族を失った者もいるのだよ〜と。
「いやそんな残酷な事言わんでよ」と感動して泣いてる側からしたら現実を突きつけられてショックにもなるんですけど、実際そうだよなぁ。そういう背景がある事を忘れて片方を美化し過ぎてはいけないのでは……と思い知ってしまうのでした。

ガンダムの連邦軍とジオン軍の戦いでも、どちらが勝っても死んでしまったり家族を亡くしたりする人は必ずいる。

劇中で「どちらが勝っても負けても私のように夫を亡くす人はいるんでしょ」と語る婦人の台詞があり、それを聞いて私はふと、この大学の授業の事を思い出したのでした。

そんでもってカツ・レツ・キッカたちもまだ幼い子どもなのに戦争に立ち向かって戦っているんだから凄いよなぁ〜。
爆弾見つける回はめちゃくちゃハラハラした笑

最終話めちゃくちゃ泣いた

こんなんずるいよ〜ってくらい泣いてた。

特に35〜43話が凄くあっという間に感じてしまった!
最終話は本当に良かったです。
ニュータイプのテレパシー? 勘? を使ってアムロがホワイトベース組を安全圏に誘導する演出がとても熱くてエモ過ぎました🤦‍♀️

あとシャアとアムロがMSではなく、生身で戦いぶつかり合うシーンには驚きました。
「え?! 急に剣持って戦い始めたぞ?!」とちょっと面白かったんですけど、2人が初めて戦闘中に会話を交わすのはこの時だと公式の解説記事を見て「はぁ〜〜!(納得)」ってなりました。今まではコックピットの中での独り言って、あぁなるほどねすげーやってなりました。

それと例の超有名なシーン。頭部と片腕が無くなったガンダムが最後にビームを撃って倒れるやつ。
ついにあのガンダムがここで倒れた……。
アムロが最初にガンダムと出会った時、機体は輸送中だったため寝かされていた。
それを起こし立ち上がらせたのはアムロ。
そして最後には倒れるガンダム。
崩れ落ちたガンダムはとても切なかったです。

「アムロはどこ?」とホワイトベース組が彼がいない事に気がついてもうほぼお通夜モードだったのに、カツ・レツ・キッカのキッズたちが急に何かを誘導するかのように声を上げ始め、カウントダウンを始めたかと思えばコア・ファイターに乗って飛び出してきたアムロを観た瞬間もう……もう……! って語彙力失いました。

アムロの「僕にはまだ帰れる場所があるんだ」と、ララァに語りかけるシーンはもうすっかり涙ぐんでました。

昔のアニメを観てこんなに泣かされるとは思っていなかった。本当面白くて泣けてずるいよガンダム、っていう感想でした。

ハサウェイを待っている

映画めちゃくちゃ楽しみマンです。
予告にクェスが出てきて「ウワーーーーッ!」ってなりました。ガンダムキャラの中でもクェスは結構好きです。頭おかしいけど。可愛いからええんや。

度重なる公開延期……悲しい。
だけど楽しみが少し伸びちゃっただけ、そして今のうちにアニメを見返す事ができる! とポジティブに受け止めて映画を楽しみに待ってます!!!!
(YouTubeでは冒頭15分が公開されているけど映画観に行くまでは我慢してる😂)

今度はZを見返そうと思います〜。

おわり。










ここだけのどうでもいい話

この記事書いている今、TwitterにSEEDの劇場版が制作されると発表されてトレンドが賑わっていました。なんかタイムリー!
SEEDはたぶん再放送かな? をやってた時にたまーにテレビで見かけてて「あ、ガンダムやってる」くらいの認識だった。

そして従弟から「SEEDの劇場版があるんだって〜」LINEが来たんですけど、「んな事よりハサウェイが観たいんだよ!」と送り返すとこんなやりとりになりました。

私はまだまだガンダム初心者です。知らない事が沢山ありますね。
他のアニメシリーズの制覇を頑張って目指します!!!!!

今度こそおわり。

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