CL2024愛知 ベスト8 アンフェアなロスギラ
こんにちは、かいとしと言います。
CL2024愛知でロスギラを使用してベスト8となることが出来ました!
折角なのでnoteを書いてみようと思い執筆し始めたのですが、言語化が苦手なもので、これまでも感覚に頼ってプレイをしていたところもあり、参考にならないかもしれませんが、それでも良ければ読んでいただけると嬉しいです~!
また、初めにお断りさせてもらいますと、今回私がCL愛知で好成績を取れたのは、かなり運が良かった!です。おそらく皆さんが疑問に思われているところに対する回答はご用意できていないと思います。私自身今回を経て改めて課題化する必要があるという結論になりました笑 ので、プレイングの内容は期待半分で見ていただけますと嬉しいです。
①自分のこと
友人に誘われて本格的にポケカを始めたのはスターバース発売の時でした。Discordメンシに入りリモート対戦で満足していた中、試しに応募してみたCL2022横浜が当たり、大会で勝つ喜びを知ってしまってからは肩が沼に浸かるまで早かったです。
戦績
・2022シーズン
CL横浜 5-3 アルセウスダークライfeat.ガラルヤドキング
・2023シーズン
シティS3 準優勝 ロスギラ
シティS4 Top8 ロスギラ
CL京都 4-3 ロスギラ
CL新潟 5-3 ロスギラ
・2024シーズン
シティS1 Top8 ロスギラ
シティS2 Top8 ロスギラ
CL愛知 Top8 ロスギラ ★アップデート!
ご覧の通り、ロスギラ以外は触れない体になってしまいました。
そんな偏った見方をしている奴のnoteとなりますので、ご了承ください。
②CL愛知のデッキ選択理由
もうこの時点でロスギラ以外に選択はないように見えますよね笑
でも、一応青ロストやビダリザの練習もしておりました。
ただ、CLという大型大会は、どんなデッキが来るかわからない大会であり、環境的にもシェア率が毎週のように変化する中、環境読みを当てられる自信がありませんでした。
予選・本戦①で14戦するのに1敗が重すぎるこの大会(11-3でトナメ進出者からJSC権利を貰えない方がいる状況)、性格的なところもありますが、どんなデッキが来ても柔軟に対応できて勝つ可能性があり、自信を持っていけるロスギラを最終的には選択しました。
③環境予想
ざっくりとは、こんな感じの環境だろうと予想はしてました。
Tier1 ピジョリザ、ルギア、青ロスト
Tier2 サナ、アルセウス系(ギラやロコン)、未来バレ、ロスギラ
Tier3 カビLO、ビダリザ、パオ、その他ロスバレ
Tier4 その他
とにかく何が来てもおかしくない環境なので、正直言ってこのデッキが来たらこういう動きをしようということを整理して実践練習する方に時間を使っていました。
この後も出てくると思いますが、ハイブリットリザ(ピジョビダリザ)に対する動きはあまり研究できず、今回のCL愛知の敗着となりました。
④デッキ構築
直近の構築変遷
考え方の軸
テンプレ構築から外れた形で予想外のプレイングにより相手を崩す
ロスギラの構築はある程度の安定さを保証するため構築がテンプレ化されていて、数枚の違いで差をつける世界だと思います。この考え方で様々な構築を試し続けたことが、今回実を結んだのではないかなと思います。
今回、その差というのが、
・アンフェアスタンプ
・キャンセルコロン
・ガチグマex
です。
差別化
・アンフェアスタンプ
正直、プライムキャッチャー・アンフェアスタンプのどちらが優れている、というのは無いです。
プライムキャッチャー:デッキパワーの平均値が高い
アンフェアスタンプ:デッキパワーは落ちるものの、上振れ方が凄まじい
というイメージで、どちらを採用するかは好みだと思います。
どちらもボスやカウンタキャッチャー、ツツジという替えが効きます。
考え方の軸に戻り、相手の思考にはまだほとんど無いであろうアンフェアスタンプを採用してみようかなという考えに至りました。そうです、所謂初見殺しです。
とはいえ、いきなりぶっつけ本番というわけにもいかないので、4/7に開催されたラッシュCS(チーム戦)に持って行ったところ、個人成績で予選7-0、本戦トナメ1-1(ここでチーム敗退)の8-1という好成績を出してしまいした。
アナログ人間な自分としては、この勢いを止めるべきではないでしょ!!という勢いのもと、そのまま翌週のCL愛知に持っていきました。
結果論ですが、プライムキャッチャーを抜いたことでピジョリザのピジョットを取りにくくなり最終盤面までピジョットが残って負けてしまった試合がありましたがその半面、アンフェアスタンプにより自身のドローを伸ばしたことによって盤面を作れ、かつ相手の手札を2枚にして動きを止めたことによって勝った試合もそれなりにあったので、この2つのどちらを採用するかは難しい選択になり続ける気がします!
・キャンセルコロン
Tier1青ロストに対して1枚ずつ詰めるサイドプランだと勝てないため、2枚取りの択を重視。封印石との組み合わせでキャンコロ手裏剣の決定率は高く、ロスギラとキャンコロのシナジーを実感していました。この組み合わせを入れてから対ロスバレの勝率は冗談じゃないほど上がりました(大袈裟かもしれないけど体感8割有利)。
他にも、カビLOから逃げられる、ハバカミをスピットで倒せる、ジラーチ縛ってのロストマインと役割が多いと考え、採用。
・ガチグマ
ガチグマorイサハorBOTHという択になると思います。
ほぼリザ専用のイサハによってロスギラの構築が歪んでるのが正直引っかかってました。超エネを減らすことによりヤミラミが起動し辛く、またリザ以外であまり使えない(使えたとしてもHPの低さゆえすぐに取り返される)と感じてました。そして、直近の対リザの練習では、イサハがいたら勝てた!みたいな場面がほとんどありませんでした(イサハをケアする上手な動き方をされました)。
一方、ガチグマは、ロスギラで採用率がまだ低いためあまり相手の脳内にはガチグマの選択肢が出にくいだろうと考えていました。加えてHP260がKリザ、ガチグマ、トドロクツキex、ルギア、中盤のリザなどの中打点を耐えてくれる優秀さが際立ち、ロスギラの中盤の動きに一つ択を加えてくれる魅力が決め手でした。細かい点もあげると、ミラーでギラVにおとぼけ110を乗せた際、いれかえカートで回復されるとイサハじゃ取れなくなりますが、ガチグマだと取れるため110をギラに乗せておく価値がかなり上がります。
両採用は、スタートしてはいけないポケモンが増えるリスクがあり、かつ上の理由でイサハに魅力を感じてなかったこともあり、却下しました。
その他、採用・不採用カード
様々な観点があるので、出来る限り上げていきます
・ウッウ2枚目
いきなり今回の構築のターニングポイントであり、直前まで考えていたところです。釣り竿3枚目との比較でした。
今の環境では、ウッウがサイド落ちするとプレイングでカバーできる範囲を超えてしまう場面が多いと考えています。特にルギア、ロストに対しては2体使うことが多く、リザやサナに対しても1体は必ず使わないとキツイ局面になるため、現物を大事にしました。
・ヤミラミ2枚目
ウッウ2枚目との比較でどうするか悩んでいたところです。ウッウで小突いた返しに倒されることでアンフェアを序盤に起動できるのと、上でも述べたウッウ使い道の方が多そうだなと考え、最終的にはウッウを採用しました。
ただ、ヤミラミ2枚の選択肢も全然ありだとは思います。
・マナフィ
マナフィがあったら勝てたという試合が現環境ではそこまでないと感じています。パオジアンが怖いかなとは思いますが、シェア率と安定性の低さを見たのと、いなくても立ち回りでカバーできると考えていました。
あと、、、そもそも、これはかなり私怨になりますが、、、私が過去にパオジアンが猛威を振るっていた際にシティ前日まで悩みに悩んで投入したマナフィがいたせいで、トナメの1回戦でマナフィ以外何もなく3ターンドローゴーし、タネ切れ負けしたことがありました。その時から「二度とマナフィはロスギラに入れない」と誓ったことも理由にあります。笑 つまり、ガチグマのところでも少し触れましたが、スタートしてはいけないポケモンが増えるリスクをなるべく少なくしたいという考えも軸の一つにあり、不採用としています。
・ボール/ポフィンの枚数
ネストは言わずもがな4枚。ヘビボは、各カードがサイド落ちしてもプレイングでカバーできるのがこのデッキの強みだと思っており、不採用(過去に入れたことも無し)、ポフィンはキュワワー専用(マナフィ不採用の理由は前述)なので、2枚で十分と判断。
・入れ替え系
ロストバレットでも基本となっていますが、ある程度の安定性を求めると(経験論ですが)入れ替え手段は8枚は必要と考えています。
ジェットエネ4枚目orいれかえグッズ4枚目なのかは、好みだと思います。私もジェットエネ4枚構築の時代もありましたが、終盤にジェットエネを手張りする余裕がなく(ロストマインのためにヤミラミに超エネを手張りする場面が終盤は多い)余らせてしまう(プレイングの下手さもあると思いますが)のが無駄だと考えています。
また、いれかえカートorポケモンいれかえは、回復重視しました。ガチグマの中盤利用が選択肢に増えたことによる副次的効果もあり、ポケモンいれかえじゃなく強気にいれかえカート4を採用しました。ポケモンいれかえなくてもどうにかなります、それは弱気です!(誰かの言葉を借りてます)
・ロストスイーパー
最近では言わずもがな必要となっているカードだと思います。サナ・リザ・ルギア・カビゴンLOなどの道具破壊に加え、自分のロストをためる手段にも繋げられるので1枚は最低でも採用する価値ありと判断。
・森の封印石
最近では言わずもがな必要となっているカードだと思います。スターレクイエムとスターアルケミーという最強クラスのVstarパワーを選択できるのは尋常じゃないと思います。スターレクイエムを使う必要のある相手も限られている(なんならリザぐらい)ため、ロストのコストにもなれるし、入れ得だと考えて採用。
・ナンジャモ、ツツジ
上手な相手はツツジ圏内を避けるようにプレイしてくる、LOに対して打てる手札干渉を多くすること、自信の事故率低下を踏まえ、基本ナンジャモは2枚採用と考えてます。
ただ今回そこの役割を代替するアンフェアスタンプを採用することにしたため、ナンジャモを1枚にしました。
・ボスとカウンターキャッチャーの枚数
後ろの大事なポケモンを破壊する、逆に縛ってロストマインや手裏剣を当てる、特にキャンコロ型については、呼び出す手段は4枚がベースとなると考えています。ボス2枚・カウンターキャッチャー2枚orボス3枚・カウンターキャッチャー1枚で最後まで悩んでおりましたが、少し下振れた時にボスを打つ余裕が作れないことが多くボスが腐ってしまうことが練習でもよくあったので、バランス重視で2枚ずつの採用にしました。
・スタジアム
ボウルタウンかシンオウ神殿で迷いましたが、ルギアのシェア率が上がること、リザのミストエネ採用に対応するため、入れざるを得ないと判断しました。ジェットエネとのアンチシナジーがありますが、最近のカビゴンLOにシンオウ神殿入りが少なかったのを見て、採用を決断しました。
・基本エネルギー
ガチグマ採用により、従来のロスギラとして理想とも言えるエネルギー構成
超:4枚、草:3枚、水:3枚
ようやくこの形に戻せてかなり満足でした。
⑤各対面
その場の状況次第で動き方の選択肢がいくらでもあるのがロスギラなので、各対面で固定的な動き方を語るのは難しいと考えています。
択としてこういうのがある、というのを常に意識してプレイングすることが大事かなと思いますので、私が意識しているところを箇条書きで羅列します。
リザ
微不利です。プレイングでカバーできる範囲ですが、プライムキャッチャーじゃないことでピジョットや相手の盤面に1匹だけいるヒトカゲやポッポを倒せる確率が減ってしまっております。
・理想盤面は、アクロマ/カウンターキャッチャーでピジョット呼び出し/アンフェアスタンプ/ロストインパクト
・リザ側は先殴らず貯めてビワを打ってくるため、ビワが来たらやばそうならウッウで先殴りする選択肢を取る(ただし、後々ギラが呼び出されていじめられるためキツイ状況)
・ジラーチ/マナフィが出たら儲けもの、キャンコロを決める
・リザexが2体立ってしまったらロスギラ側はほぼ負けのため、リザードを先行して取り相手のアタッカーを潰す択も大事
・Kリザの攻撃は1ターン相手が止まる可能性があるためチャンス
110乗せて、残り50と70をロストマインで回収し最後に2枚取り勝利を狙う
・先殴りされた場合、リザに110乗せた後、ガチグマで取りつつ、相手がマキシマムベルトじゃなければ1ターン耐えられる択もあり
・フトゥーに常に注意。ダメカン回収をケアして先に殴りに行く、ビーダルを縛る択も不発に終わる可能性がある、ことを頭に入れておく。
青ロスト
有利と思っています。キャンコロ最強です。
・とにかく先にロストを貯めたもん勝ちなのでアビスシークは打ち得
・ライコウが220出してギラVを狩られる可能性があるため、ベンチは埋めないこと
・キャンコロ手裏剣による盤面破壊は必須、マナフィは基本前に縛っておくほうが相手はキツイ
・ツツジ圏内を踏むときは手札干渉を挟みつつサイド2となる動き
・先殴りできるならする、ウッウが2枚であるメリットを有効活用
・サイド2枚取った後のガチグマに注意してギラはVstarにしとく
・スターレクイエムは打つ場面が少ないため、封印石を使う方が多い
・基本、アンフェアは打ち得
・火事場が飛んでくることをケアすること
サーナイト
相手が回れば互角ですが、安定性を踏まえると微有利だと思います。
・ハバカミで止めてくるようであればアビスシーク
・クレッフィがいればキャンコロ不要、なるべく倒さないこと
・キャンコロ手裏剣による盤面破壊
・キャンコロロストマインによる盤面破壊
・スイーパーによるフワンテきぜつ
・ウッウは控えとして最強
・ギラV/Vstarを囮にして相手にサイド先行させて1枚ずつサイドが進みながらキャンコロ択を最後に使う択もある
・アンフェアされても復帰できる盤面づくり
・スターレクイエムは打たなくてもよい場面が多いため、封印石を使ってもよい
・手裏剣の90やロストマインの70をサナexに置いてガチグマ圏内にするのもあり
ロスギラ(ミラー)
アンフェアスタンプ・ガチグマにより微有利だと思います。
ただし、ロストを先貯めたもの勝ちなところもあるため、アクロマを多く先に打てるゲームであることは変わらないと思います。
・ミラー対面はツツジゲームになるため、アンフェアスタンプによる序盤の相手盤面崩壊が刺さる
・序盤のアビスシークは割と強い
・サイド3枚を踏まない
・相手のギラVの出し方に合わせてこちらもギラVを配置
・ガチグマを活用して110乗ったVstarの回収や裏のV破壊
・ウッウが1枚多いことによる先殴り勝ち
・ロストマインの残り50をギラVstarに乗せればガチグマ圏内
などなど
ルギア
不利です。シンオウ神殿を入れて何とか抗う形です。
・キュワワーは3対並べてでもとにかくロストを貯める
・ハバカミに対してキャンコロスピット
・ギフトエネルギーを避ける
・チラーミィ、チラチーノは取れる時に取る
・月光手裏剣は1~2回打てるように立ち回る
・ミスト貼られる前にロストマインをアーケオスに乗せておく
・ガチグマを有効活用
・逆に相手のガチグマ注意
・封印石を使ってでもシンオウ神殿は必要場面に持ってくる
・スターレクイエムは打つ場面が少ないため、封印石を使う方が多い
カビゴンLO
有利です。
・とにかくギラティナのアビスシークでロストを貯めること
・ビワケアで、ミラゲは引いたらすぐ使うこと
・ギラティナVstarには最後必ず進化するのでできるだけロストしないこと
・スイーパーはヒーローマントに使いたいが、シンオウ神殿を割るために使う可能性もあるため注意
・Kリザがベルト巻いて倒してきたり、ガチグマが殴ってくる可能性があるため、ウッウを必要な時に控えさせたり、ギラティナをもう一体用意する必要があることを考えておくこと
パオジアン
微不利です。正直相手がぶん回ったら勝てないです。ただ、相手の安定性が低いこととシェア率も高くないため、考えても仕方がないかなと思っていました。見切りも大事です。
・ロスト溜めることが大事なので、月光手裏剣打たれる覚悟でキュワワー2体以上は並べる択を取っても良い(アンフェアチャンスと見て良し)
・ビーダルorセグレイブのどちらかを枯らしにかかる(最近はビーダルを多め採用している構築が多いため、セグレイブを取りに行く方が良いかもしれない)
・ビーダルを取って、手札干渉
・ガチグマをフィニッシャーとして用意
最後に
普段、私はリモートメインで練習をしているタイプだったのですが、ポケカの公式大会で結果を出したいと考える熱い仲間と運良く出会い、一緒にCL愛知に挑むことが出来ました。
今までのCLは基本的に一人だったのですが、今回は応援してくれる仲間がたくさんおり、SNSでも多くの声援をいただきました。そのおかげで、負けた試合も気にせず気持ちを切り替えて行くことが出来ました。
結果もそうですが、こういった仲間たちと一喜一憂できたのが一番いい思い出となり、最高のCL愛知を経験することが出来ました。
改めて支えてくださった周りの皆さんに大変感謝しております、本当にありがとうございました!
また、こんなポケカにばかり時間を使っている私を支えてくれた妻にも大変感謝しております。ポケカに全く興味を示さない妻も、さすがにトナメに入り始めたあたりからはYouTubeを見て張っていてくれたみたいです。笑
(残念ながら配信卓には結局出れず。。。夢のハワイへの切符も届けられず。。。)
これを機に家族でポケカが出来るようになるといいな~。という願望で締めます笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この後の有料部分は、CL愛知当日と前週の自主大会で負けた試合の振り返りをしているだけの、ただの自己反省用の文章となっておりまして大した内容は記載しておりませんw
ただのおまけパートとなっておりますので、それでもよければ、ご購入いただいて読んでいただけます嬉しいです!では~
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