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スプレッドってなに?

ご挨拶

ありがとうございます!かいとです!
FX漫画では、FXについて簡単にコンパクトに苦手意識なく学べることを目標にしました。
この記事では、FXについてより深く細かく勉強したいといった方に向けてFXのことについて紹介します。
FXで安定して稼ぎたいって方も、手っ取り早く稼ぎたいって方にも、
この記事を開いているという1STEPが、あなたの人生をより華やかにするきっかけの1つになれたらとても嬉しいです!
※記事中に難しいFX単語があったら『FXの単語帳』も参照してください。

スプレッドってなに?

FXでは、同じ通貨ペアでも買う時の価格と、売る時の価格が違います。この価格の差を「スプレッド」と言います。

普段テレビなどで為替レートが報じられる際に、「現在の外国為替市場は1ドル110円10銭から30銭の間で取引されています」などと言われるのは、
「1ドルを買う場合の値段は110円30銭で、1ドルを売る場合の値段は110円10銭である」という意味で、これも「スプレッド」です。

もしスプレッドがゼロ、つまり売値と買値に差がなかった状況だと、トレーダーが通貨を買ってすぐに(レートが変わらないうちに)売った場合、同じ値段で売り買いしただけなので、利益も損失もゼロになります。

しかし実際にはスプレッドがあり、売値の方が安くなっています。そのため買った後レートが変わらないうちに売った場合、トレーダーにとってはスプレッド分の損失が生じます。

そのため、スプレッドは実質的な取引の手数料になります。

仮にドル/円の買値が100円の時に、スプレッドが2pipsの場合と5pipsの場合があったとします。レートと取引量が同じで、スプレッドだけが違う条件で売買した時に、利益がどれくらい違うかを比べてみましょう。

スプレッドが2pipsの場合
条件:買値100円の時に10万通貨を買って、買値100.5円になった時に10万通貨を売る
・買う時:買値=100円、売値=99.980円の時に10万通貨買う。
( 10,000,000円)
・売る時:買値=100.5円、売値=100.480円の時に10万通貨売る。
( 10,048,000円)
・取引の損益:+48,000円

スプレッドが5pipsの場合
条件:買値100円の時に10万通貨を買って、買値100.5円になった時に10万通貨を売る
・買う時:買値=100円、売値=99.950円の時に10万通貨買う。
( 100,00,000円)
・売る時:買値=100.5円、売値=100.450円の時に10万通貨売る。
(10,045,000円)
・取引の損益:+45,000円

実際には、ドル/円で3pipsも離れているということはなかなか少ないです。
スプレッドは、FXで取引するための手数料のようなものなので低いに越したことはないのですが、スプレッドの低さだけを見て証券会社を選ぶことは賢明ではありません。

スプレッド以外の手数料がかかる場合がある

証券会社によっては、スプレッドとは別にエントリーや決済をするたびに取引手数料がかかってしまう場合があります。
証券会社によって呼び方は違うのですがブレード口座やゼロスプレッド口座やプロ口座などと呼ばれることが多いです。

また、証券会社によっては入金や出金の手数料がかかる場合もあるので、そういったスプレッド以外の手数料も大切です。

スプレッドは表記よりも広がることがある

スプレッド0.2pipsと証券会社のホームページで紹介がされていても、
それは
「0.2pips原則固定」
であることが多いです。

原則固定というのは、基本的には0.2pipsですが広がる場合もあるということです。

特に、外国為替市場のレートが大きく変動しやすい相場急変時や、海外祝日等の取引の少ない時間帯が広がりやすいです。


重要な経済指標の発表前後
米雇用統計など、重要とされる経済指標の発表前後のタイミングでは、相場で大きな変動が起こり、スプレッドが拡大する場合があります。

突発的なサプライズ報道や経済イベント
災害やテロ、経済に大きな影響を及ぼす事件など、突発的かつ重大な事象が発生した際にも、相場変動によってスプレッドが拡大しやすくなります。

市場の流動性が少ない毎朝早朝や年末年始など
毎朝早朝や年末年始など、取引参加者が少なく市場の流動性が下がった際にも、スプレッドは拡大しやすくなります。

約定力も大切!スリッページってなに?

スリッページとは、「注文した価格」と「実際に注文が通った価格」がズレることです。例えば、価格が100円のときに注文を出したのに、100.005円で注文が通った場合、「0.5pipsのスリッページが発生した」と言います。

スプレッドが小さくても、約定力が弱いとスリッページの発生頻度が高く、スプレッドも広くなりやすいので、思い通りのトレードができなくなります。例えば、通貨を100円で購入したいのに、100.005円で注文が入ったりしてしまいます。

また、決済時にスリッページが発生してしまうと利確が出来なくなってしまいます。
特に、損切りをしたい場面で損切が出来なく損失が拡大してしまうリスクがある為、約定力は証券会社を選ぶ際の大切な要素です。

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