「傘を差すのが下手だから。」の由来
今から初noteを書きます。どうかお見知り置きを
まず、このお話の中で書きたかったのは
"間違いなく幸せなはずの今の自分をもう過ぎ去ったはずの事柄が原因で受け入れられない。"
ということでした。
親友と呼べる関係の友達。大好きな恋人。大切なものだらけのはずなのに過去の自分がそれを受け入れさせない。それどころか幸せな今に侵食してくる。
そんなお話を書きたかったんです。
では本題です。
このタイトルを考えるきっかけは"樹雨(きさめ)"という言葉を知ったのがきっかけでした。
※樹雨とは。
濃霧の(後の)森で雨に似た音を立てて、枝や幹を霧の水滴が落ちる現象。
雨ってなんか人を不安定にさせるというか、なんかマイナスな雰囲気があると思うんです。
もう過ぎ去った過去を濃霧と見てその後、つまり今降ってくる雨をフラッシュバックのようなものと考えました。
きっと過去と決別して幸せな今を生きることがある種の正解なのかもしれないですが...それをするのって難しいよねって話なので
そんな過去から身を守れずに今も囚われている。
雨から身を守るはずの傘を差すのが下手なんだ。
とかいろいろ思案した結果
「傘を差すのが下手だから。」というふうになったわけです。
ちなみに最後に"。"を入れたのは主人公の自分への諦めのような感情を表現したかったからです。
というのも句点がなければ、まだ文が続く余地があると思ったからです
逆を言えば句点を入れてしまえばその文はそこで終わるわけです。
そんなこんなでこのタイトルになりましたとさ。
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