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うみいろノートNo.24 別世界

書店で働いていることもあってか、最近の売れ筋商品について、今までのテリトリーだった文芸以外にも日々詳しくなっている気がする。
特に書店の売上で多くを占めているのが漫画やライトノベルといったジャンル。書店業界に身を置いてからというもの、こうした未知の領域に踏み入れる幸せを噛みしめている。

いま最も熱いのが少年ジャンプで連載中の『鬼滅の刃』。大正時代の日本が舞台で家族を奪った鬼たちと戦う王道ストーリー。
現在19巻まで発売されているが、既に累計発行部数4,000万部を突破、アニメ化もされている。毎日子どもから大人まで、様々な年齢層のお客さんが買っていく。うちの書店でも毎日かなりの数が入荷されているが、予約や取り置きですぐになくなる。まさに出版不況のご時世に現れた救世主だ。

ほかにも、これまた少年ジャンプで連載中の『約束のネバーランド』。孤児院で育てられた子ども達が過酷な運命に抗っていく物語。
こちらは17巻まで出ており、累計発行部数1,800万部を突破している人気作だ。個人的に一番読みたい作品でもあり、いつか大人買いしてやろうと画策中。笑

こうした作品たちが飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作品ではあるが、不甲斐ない話、まだ手を出せていないのが現状。
そんな自分でも、毎日読んでいる漫画がある。インスタグラムに投稿されている『毎日でぶどり』だ。


半年ほど前に作品を知り、それ以降毎日癒しをもらっている。
最近開設された公式YouTubeにも毎日ショートアニメが投稿されており、二本立てで楽しんでいる。

以前までは漫画やアニメには疎かったけど、こうしてそれぞれの作品を味わうことの楽しさ、嬉しさを実感することができている。
表現方法は違っても物語で何かを伝えたい想いは変わらない。別世界を行き来することが自分の活動にもプラスに働くんだと気づけた。
別世界で吸収したエッセンスを自分の創作に散りばめることができたら。読者の皆さんに今まで見たことのない別世界を見せることができたら、と切に願う。


P.S.
現在、新型ウイルスの感染拡大により不透明な状況が続いています。
僕が言う必要なんてないとは思いますが、どうかお身体ご自愛ください。一刻も早く、再び平穏な社会が訪れますよう。

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進藤海/六月雨音/ようじろう/小宮千明/モグ。4人のライターがそれぞれの担当曜日に、ジャンル問わずそれぞれの“書きたいこと”を発信。

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皆さんから大事な大事なサポートをいただけた日にゃ、夜通し踊り狂ってしまいます🕺(冗談です。大切に文筆業に活かしたいと思います)