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【シャニマス】樋口円香「ギンコ・ビローバ」感想文

※ 樋口円香「ギンコ・ビローバ」シナリオのネタバレが入るので注意

こんばんは。
かいそです。

樋口円香の新PSSR「ピトス・エルピス」も実装されたという事で、
今までに書こうと思っていた感想文を殴り書いて行こうかと思います。

今回は「ギンコ・ビローバ」。
TRUEコミュの最後のセリフに精神を破壊されたのは記憶に新しい。
そんな彼女の物語について、読み解いていければな、と思います。


①囀

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昼休みにプロデューサーがマフィンを口ずさみながら作っている所に、
樋口と遭遇する所からコミュがスタートする。(料理番組で一緒になったスタッフから、作り方を教えてもらったという。)
「あなたは偉そうな肩書だったと思うけど、死ぬほど暇なんですね」という樋口に対し、教えてもらったなら、ちゃんと結果も報告したい。
コミュニケーションはその積み重ねであろう、とP。

A:よかったら円香も
 共通ルートから入る、「肩書」についてのお話。
 
 肩書に意味なんてない。
 自分自身が何をするか。
 
 Pが気持ちを込めたマフィンについても、
 樋口はそれが見えない、という。
 
 今はマフィンを焼いている最中、なんとでも言える。
 気持ちを込めた、というのであれば、差し入れとして持ってきた際には、
 その込めた気持ちが形になる、と考えているのではないでしょうか。

B:もうすぐ焼き上がるから

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 「やめてもらえます?
  最後だけ『プロデューサー』みたいにするの。」
 「暇つぶししているだけなのに、待っているみたいじゃないですか。」
 「歌いたい時に歌っていいのは小鳥だけ」
 
 こちらの選択肢については、「役割」の問いかけになるのでしょうか。
 貴方は偉い肩書なのだから、それに見合った行動をするべきでは?
 そしては、私の役割、行動も貴方を待つことではない。
 アイドルとしてやることはレッスンで、それまでの時間を潰しているだけ。

 役割をこなす中で、小鳥の様にやりたい事をやれる人は少ないんだよ、と。

C:持っていってくれ

「業務命令であれば。」
あくまで貴方と私の関係は仕事上のみ。
必要以上に関わらないでください。

だから「レッスン頑張れ。」
については、「行ってきます」しっかりと回答する。

・・・しかし、そのあとの

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ちゃーうちゃうちゃう…
ちゃーみんぐ、クーッキーング……

でビシッと決めてたのも格好つかなくなっちゃいますね。

②信

樋口の昔のクラスメイトが下記の昔の会話を話題に出すところからスタートするコミュ。
クラスメイト「アイドルになれそう」
樋口「誰にも媚びるのは好きじゃない」
とか言ってたけど結局アイドルやってるじゃーん、キャハハ―。
と有る事無い事噂話をしている場に居合わせてしまうコミュ。

「噂話とか誰でもする、自分だけするなとか不可能でしょ」という樋口に対するPの返答で分岐。

A:『気にしないからって』

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上記のセリフが全てでしょう。
アイドルになったからには、そんな噂話もされることもある。
それを自身が気にしないように振る舞っているのだから、自分の気持ちをわかった気にならないでほしい。

優しさも、押し付けや、気持ちを組んで実施しないと、逆効果もなりますしね。
人の気持ちは難しい。

B:『でも』……

友人でなくクラスメイト。
そんな自身との関係性が0の人間たちの言うこと。
これからも何も関わることはないし、好きな事を言っていればいいんじゃない?

って感じ、なのかな。
上の選択肢より、流しに重きをおいた形。

C:……『そうだな』

Pが寝ると言って、噂話聞いていなかった事にする選択肢。
外部の人間が面白半分で言っていることなど、
信じるに値しない。
樋口の言葉、今ここでアイドルをしているということをPは信じたい。

コミュタイトルからも、この選択肢を取りたいな、と思いますね。
樋口は寝るという言葉の本質的意味を信じて、語りかけてくれたのでしょう。

③噤

珍しく樋口が心此処にあらず、Pとのやり取りをしている。
映画の試写会に参加した模様で、なにか思うことがあったらしい。
そこで、関係者と遭遇し、映画の感想を述べた帰りに選択肢。

A:予定より長引いて悪かった

本来予定のない関係者との会談で時間が長引いた事に対する一言。
それでも樋口は必要なことだったと言う。

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樋口のここ好きポイントの一つなんですが、ちゃんとPが言ってること、
すごい覚えてて返してくれてるんですよね。
他にも沢山あるので、それは自分の目で確かめて見てくれ!(Vジャンプ感)

B:映画、楽しめたようでよかった

樋口にとって、見た映画はとても余韻に残るものだった、その世界観に浸っていたかった。
それを自身の言葉で感想を述べてしまった事自体が、彼女にとって無粋なことだったのかもしれません。

彼女は言葉通り、公開された映画を見にいくんじゃないかな。
そういう、選択肢でした。

C:映画、好きなのか?

「特には」と答える樋口に対し、
「好きだと思えるものが見つかったら教えてくれ」とP。

Pとしては、趣味が「別にないです」を気にかけたりしたのでしょうかね。
(あの熱血漢がそんな打算的な問いかけはしないとは思いますが・・・)

「好きだと思えるものが見つかったとしても
 それこそ話さないのでは
 大切なものほど、そうでしょ」

大切なもの/時間こそ、自身の心の中だけに留めて置きたい。
そんな瞬間は一人で大切にしたい。

④偽

樋口が同じオーディションに出ているアイドルを励ましている所を目撃する。
私は優しくないから願いは叶わない、適当に生きる方がと教えてあげなかったという。
GRADにつながるイベントで、これを見ているとまた一つ、コミュに深みが出るのではないでしょうか。

A:……円香は優しいよ

樋口は本当に言葉の真意に誠実なんだと思います。
それと、努力に対しても。
GRADの内容と、このコミュで若干違和感を感じたんですけど、
コミュタイトル「偽」ですもんね。
本心は、無理であってくれとは思ってないんじゃないかな。
たぶんね。

B:それでも、よかった

芸能界をアイドルが体一本自分自身で勝負しているのに対して、
周りの人は身を守る盾がありながら、過ごしている。
今後もそんな中勝負して行かなくてはいけない、そんな不条理の中、Pは暖かい服になっていけるのか。

読むのが難しくて正直全然読み溶けた気がしませんが、
僕が受けた印象はこんな感じです。

C:……大丈夫

自分の担当アイドルを信じ切っているからこそだせる選択肢。
Pの良い意味での青臭い部分が出ていて素晴らしいです。
ここは「偽」を感じられない選択肢ですが、一体、どのあたりが偽なんでしょうね・・・?(意味深)

TRUE 銀

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(上の画像で載せたい文全部なんですが、ドヤ顔のこのセリフが最高すぎる…)

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問題のコミュ。

上のようなやり取りがある中で、樋口としては、負の面/真意を見せない、
信用ならない男、と。
できない男、とディスらないあたり、その辺はわかってるんだと思います。

その直後。

ぐちゃぐちゃ

えぇ…。
と初見の時は思ったのですが、スーツが引き裂かれて真意/素の面を曝け出せ、ってことなんですよね。(多分)

この「ギンコ・ビローバ」、全てのコミュを通して、「肩書」、「ありかた」を意識させるフレーズがとても多く出てきます。

『銀杏』もその一つなのかなと。
銀杏は『金色』なのに、文字では『銀』って書く。

自身は銀ではあるけれども、金として見られたい。
スーツを着ている間は、肩書に見合った振る舞いをしたい。

最後に、巻き上がる銀杏の葉を見る中、樋口は何を思うのでしょう。

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