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2023年12月

2023年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊

家が好きな人
井田千秋/リュエルコミックス
わたしだ~!けど、うちは散らかってる!
読了日:12月03日
https://bookmeter.com/books/20488605

男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法
サラ・クーパー/亜紀書房
全編反語。徹底してる。内側で沸々と怒っているんだ。これ読んで出てしまう笑いは、わたしはなんで笑ってるのかな。諦めの笑いかな。つけ髭つけて町を歩こうかな。
読了日:12月06日
https://bookmeter.com/books/21652541

日本歴史 2023年 12 月号 
吉川弘文館
『戦国織豊期の月水穢・懐妊穢・産穢』
『関東大震災と火災保険問題』
読了日:12月07日
https://bookmeter.com/books/21689641

フェミニズムってなんですか?
清水晶子/文春新書 
タイトルに対して、しかし決めうちをせず「考えている途中です、こんな問題もあります、一緒に考えましょう」という姿勢であるのが信頼できる。どんな旗のもとに集う人々も、隅から隅まで同じ思惑でいられるわけでなく、その必要も実はない。どこに旗をたてたくて今なにが行われているのか、ずっと考えていく。
読了日:12月10日
https://bookmeter.com/books/19681421

ショートケーキを許す
森岡督行/雷鳥社
ショートケーキだから全部ゆるす。しらけるほどのハイソハイセンス描写も、悪気なく提示されるマジョリティのための幸せも、ショートケーキとそのまわりの空気に免じてゆるす。これ、わたしの、都会へのひがみだな。
所々に見つかる独特なことばづかいが興味深く、特に仰け反ったのは【牛肉に例えられる生クリーム】。22頁で、文脈から言っても「牛乳」の誤植かなあ、悩ましいところだけどなあ…と判断していたら、33頁でまた出てくる牛肉。こちらは明らかに牛肉。おお…。消えるような牛肉をしらないからピンとこないのか。著者のショートケーキに対する好意と牛肉に対する好意は同じ箱に入っているのだろうか。わたしのは多分違う箱だ。
読了日:12月17日 
https://bookmeter.com/books/20528951

推し短歌入門
榊原紘/左右社
生のことばで表現するのに行き詰まったら。語彙力がないと嘆くなら。そこからのあえての短歌。むしろの短歌。いいかも。『旅行詠』から思い付いたこと。SNSにあげる写真のキャプションとして短歌。
読了日:12月18日
https://bookmeter.com/books/21600628

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