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)新型契約シルバー

【サイバーブレイン】殿堂解除がもたらす事

・今まで水単色4ドローでの役割の「アカデミーホウエイル」が強かったデッキ、ホウエイルでも強かったが採用が検討されなかったデッキ、が発掘される可能性がある。

今回の殿堂解除で

①ホウエイル8枚体制が可能になった

②ブレインはトリガー持ちというだけでホウエイルよりかなり採用しやすい

③それが他でもなく【サイバーブレイン】である事

以上の要素から【トリガー付きホウエイル】もとい【サイバーブレイン】がビルディングされる可能性が格段に高くなった。

もちろん【マーシャルループ】のようなデッキは同札の持つ【S・トリガー】も重要であるが、基本ループデッキ以外での能動使用では【3ドロー】が主に重要な役割として見られるだろう。その上で、【ホウエイル】と【サイバーブレイン】の違いをはっきり言語化できなくても、札の魅力にせよ実用性にせよ、【サイバーブレイン】は単なる【トリガー付きホウエイル】とは明らかに違った、プレイヤーを惹きつける力を持っている。

・上記に加えて、2-4【サイバーブレイン】の動きを見据えた上でのデッキ構築が可能になる。巷では「TTTの劣化」と言われる事もあるが、2-4ブレインの動きを純単色構成で作れる事は、最近の山だと「アナカラーグラスパー」がアナカラーにする事で獲得した「デドダムフィナーレ」の綺麗な流れのようなもので、想定される以上に扱いやすく安定した基盤である。【オリジナルフィナーレ】の実戦的な評価が遅かった事を考えれば、いかに単純なドローソースや札の扱いやすさが軽視されやすいか、は理解する事ができる。

前述の通り【サイバーブレイン】は【ホウエイル】にトリガーがついただけであるが、盾に入っても単体でも腐る事なくデッキスロットを埋められる札として機能できるという事であり、これはすなわち俗に言う【フルパワー札】として使える確率が上がるという事である(無論、2-4で使うフルパワー札として据えるなら4枚採用が妥当だろう)。

また【Gストライク】の台頭している現在では、受け切った際に併せて踏む事で逆転するのに充分な非常に優秀なリソース札として機能できる可能性も高い。

・【サファイアミスティ】によって45枚以上の構成にできる今では、2コスブーストを整えた上で中核リソースに【サイバーブレイン】を据える事で45枚以上の山でも引きたい札を引ける、リソースに困らないような基盤の出力を作る事ができる。


【サイバーブレイン採用リスト】

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(ややセル数や種類は動きうる部分な為、リストは参考までに。権威がなければ道中美孔麗の伝説を使用するのが難しい、等が問題としてある。)

※今回の【サイバーブレイン】の採用の成果については、ほとんど前項で述べたものになる。またその上でも重複する言及となっている部分についてはご了承願いたい。

著者の構築意欲は殿堂解除を耳にして芽生えた物である為、今回の一報はそういった意味で、新プールに触れているかに関わらず結果として意味のあるものになった。

契約シルバーは5、6のターンに引きたい札を揃える、と言った単純なデッキであり、【サイバーブレイン】を採用すると他のリソースに存在した「多色のかさばり」「マナ色を必要とする」「一枚完結で扱えない」こういった問題をすべて解決しつつ、ライフ等と合わせ単色を一定枚数用意しながら序中盤を立ち回る事ができる。

これまでわざわざ(純ドロー札の)【ホウエイル】まで採用を考えていなかった事からも、2-4ブレインを試案した事の成果は大きい。

ちなみに【サイバーブレイン】を採用すると、副産物として試練ループを積んだ際にはループルートがかなり楽になるメリットが産まれる。

アドバンスのように【果実】等でドロー札の低コスト化・効率化をはかっているリストでは、ループ道中で【サイバーブレイン】をドローソースとして使う事は殆どないが、対してループ道中で役割を持てる【美孔麗の伝説】で中盤を補った場合にデメリットになり得る、同札の持つドローソースとしての制限、が存在しない。

さらに従来の【デドダム】採用時をはじめ、必要枚数のセル(アンタップ札)にアクセスできる確率も高くなっている為、セルと最低限釣り合いも取れている。

そして何より、契約シルバーは確定枠を積み、GR等の出力の高い札を積んだアドバンスであっても思うように動く事ができない山だったのに対して、【サイバーブレイン】の採用検討に際して産まれた【サファイアミスティ】採用案は画期的な発想であった。

また【サファイアミスティ】を採用すると、ほかに禁断等の非公開領域を作る札を採用しなければ札の「盾落ち確率」も減らす事が出来る。

マナカーブでは4→5でシルバー+果実が可能で、また「ブレイン→ブレイン→6」からシルバー+契約でループに入る前に連続ターンに2度詠唱する機会も存在しうる。最速をサポートできる札でもありながら、1枚完結である事が何より大きい。

【おわりに】

今回は簡易的な解説としたが、【契約シルバー】についてもっと詳しく知りたい方は、併せて著者の他の記事や各所での言及も参考にして頂ければと思う。

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written by kaisindon



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