㊗️DMvault大会優勝報告
こんにちは、改心丼です。
この度は、3/3に開かれたDMvault大会にて、籠城系デッキを握って優勝する事ができた為、その簡単な報告の記事になります。
【使用リスト】
※当日はブラフでGRを12枚積んでいます
【戦績】
※以降の項は常体
※大会規定では制限時間内に勝敗が決まらなかった場合に持ち時間優位のプレイヤーが勝利する事になっているが、今回は全て制限時間内に勝敗が決定した。→後に確認した所、勝ち確盤面ではあったが対面が投了したと思っていた赤青は制限時間による規定勝ちだった模様。
参加人数:42人 形式:トーナメント
1回戦 青魔導具 後手 ⭕️
2回戦 赤青ビート(GR系) 後手 ⭕️
3回戦 JO退化 先手 ⭕️
4回戦 JO退化 後手 ⭕️
準決勝 青魔導具 後手 ⭕️
決勝 リース閣RX 後手 ⭕️
優勝❗️
【母数分布】
黒木氏@DM_vault様より引用
【構築意識・構築の総括】
今回、当日全くの調整無しで大会に臨んだが、前日の大会で赤入り構築でベスト8、籠城というデッキタイプの通りの良さの自覚もあった。
前日こそフィールド除去が有効な対面に当たらなかったものの、①バイケンが必要、且つ50枚型だと勝率がイマイチなダークネスや5C等の致死級のハンデスをする山が減り「バイケン・クリック」が今までの採用理由が明確では無くなった事、②環境内の母数割合がJO、次いで我我我を中心に一定数ビートで占められる事③籠城の基盤は通りがいい上で、籠城が勝ちきれない「青魔・閣・NEX退化」の3すくみを見る事が優勝に必要な事、これらを意識して前日から「メッチャ映えタタキ」「爆砕Go!」「DGパルテノン」「完全不明」「鬼丸覇」といった札を取り入れた山を使っている。
今回に限っては、単色配分などから「メッチャ映えタタキ2→3」「爆砕Go!4→3」「joe1→2」の配分をエントリー直前に調整し、長い目で見た時に差異となってくる「DGパルテノン」を2枚採用する事に決めた。
今回の構築には、①籠城にフィールド除去を入れるという試み②赤入り籠城で星やパルテノンといった札を採用する、あるいはジョリー型でスパハリを積まない試み③完全不明を太い動きとして見据える試み④猿飛3でバイケンを切り、クリックを不採用でサイゾウを2積む試み、これらの、既存の籠城に対して直近のより新しいか、珍しいものであるアプローチが存在している。
対戦感覚を通した構築の総括としては、①「ガイアッシュ、及び光魔+楯騎士」の基盤が最低限のパワーを作っている構築の下地部分として安定感を作っており、その上で②基本は環境外札である「メッチャ映えタタキ、爆砕Go、DGパルテノン、完全不明」の採用や、踏み倒して仕舞えば飛んでくるガイアッシュが、相手のプレイ感覚を狂わせる札とか、基本受動のデッキながらより自分の動きを通しやすくなる札として少なからず機能し、③「フィールド除去及びフィールド、ガイアッシュ及び完全不明、アトランティス」これらの札で包括的な圧をかけていく事で、このサイクル内でもあるがガイアッシュが生き、さらによりサイゾウ一枚、トリガー1枚で返せる構成として機能した、といった所だろうか。
結果的に今回もジャッジに勝ちさえすれば他の全ての大型を圧倒する唯一の回答札となる「鬼丸覇」の採用は他の札では替えがきかない効用をもたらしたと思う。
【直近の籠城山に関して】
ここ最近、籠城を使い始めてから著者も籠城山でベスト4、ベスト8を取っているが、昨日のこの山の優勝で著者の認知する明確な籠城プレイヤー、著者を含めた5人と、原案製作者様全員が、調整開始時期から今に至るまでdmvault大会準優勝以上を獲得した事になる。
これはデッキ性質からしても極めて異例の事態だと思っているし、著者以外のプレイヤーも使用すれば毎回、大体3〜5回戦位まではコマを進めているから、本来は「環境山」として呼称しても良いレベルなのかもしれない。
ただ、籠城山は「明確なテンプレート」が存在するもののそれらは単に「枚数の中でコンセプトを通す確率を平たくしたもの」に過ぎない事も多く、これまでの開拓による成果も含めて、結果を残したものをとっても構築は個々人によって多種多様且つ非常に使用者の個性が現れたものとなっている。
それに、籠城山というのは能動的なフィニッシュはあって今の所ジョリーか、鬼丸覇での雑な無限攻撃、40枚構築でさえEXWINは先の先なシャコ、やデリートであり、それ以外はVANや不明で曲がりなりにも封殺するといった形であって、フィニッシュを含めて明確に「これ」とデッキとして呼べない感覚は凄く分かる。籠城と呼んでいるこの山は使用時からよく「ギャラクシールド」タイプに分類されているが、特に「絶対の楯騎士」、また次いで「光魔の鎧」が基盤として1番にこれまでこのデッキを支えている実感はあるから、「ギャラクシールド」という呼称には著者は異論は感じない。ただ、アプローチやテンプレートが多数存在する点や、このデッキの今後の拡張性も含めて、「ギャラクシールド」という呼称にとどまらないデッキである事は強調しておく事にする。
著者はこの山を基本的に「籠城」の呼び名で統一している。また、今後記事を書いていくにあたっては、アプローチの多さや個々人の考え方の存在から、著者は「自分の考え方で、それぞれの採用札や構築テンプレートに対して、方針の意味を整理していく」といった形にしたいと思う。
【謝辞】
自分が籠城というデッキに携わり、今に至るまで同デッキを深めて来れたのは、かねてから、幼稚な考えの著者との調整や話し合いに付き合って頂いた某籠城使用者様や、その他Twitterで交流のあった籠城玄人の皆様あってこそだと思っている。皆様方には多大なる感謝の気持ちでいっぱいである。本当にありがとう。
【おわりに】
今回の優勝もあって、近々、現在の有料記事への追記か、また新たに書き下ろす形で、籠城デッキについて最新の知見も含めた記事を執筆できたらと考えている。
ひとまず今回、ガチ環境からは遠いスタンスだった著者がこうして少しでも結果を残せた事が何より嬉しい事であり、非常に価値のある事である。その上で更に今回の優勝や本記事などでより多くの方々に籠城デッキというものに興味を持って頂けたらこの上ない。
以後も著者は籠城デッキを深めたり、情報発信を続けていこうと思っている。著者にとどまらず、今回の優勝が籠城デッキが更なる高みを目指す上での一つのきっかけになったら幸いだ。
再度関係者の方々、またここまで読んで頂いた方々には感謝の意を示すとともに、今後の籠城デッキのますますの発展を期待して、本記事を終えたいと思う。
※この記事が面白いなと思って頂けた方は、記事へのいいね(ハートマーク)や記事の拡散をして頂けたら著者は何よりです。
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