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アドバンスギャラクシールド【2023.09】

更新タイムライン

9/10 現在のリストとその簡単な解説を追記
   少し言葉足らずだった箇所を再追記(通知なし)
9/11 一旦リストのみ更新(通知なし)
9/12  現在のリスト解説


9/10更新リスト

残枠は選択的なので以降で解説。

サガ期からDMvault大会に出場されている出し巻き卵さんという方の構築(以下)を手早く調整したものになります。

現在はモンド、アプルを全抜きした上の形を使っています。

現環境で触ってみてこちらの方が受け基盤としては優秀だとすぐに感じ、今後これを構築の軸にしていく可能性があり、またわざわざ買っていただいた皆さんにより強いリストを使っていただく事を考えて、今回構築がまだ固まっていない段階で早めに更新しました。

私としては、この記事を用いてこの構築のさらなる研究をしつつ、この構築の詳細について自らの知見で解説ができたらと考えています。

◆この籠城は「負けない山」に近づけるか

①ビートに対して今までの型に比類しない耐久性能で高い勝率を誇る

②60枚である事が響くが、【ゼーロ】【5C】に対して一定範囲では明確な勝ち筋を持てる

③《ジョー星》等のゲームエンド級のパーツが埋められない部分は改善できておらず、【5C】など耐久基盤のみでは足りない対面が出てくるのは既存と変わらない

◆《雷光》および《全帝》の再評価

《ガイアッシュ》《ジウォッチ》を採用せずともデッキパワーが高くなり、現環境のビートと渡り合える。

《全帝》は初期籠城の《ハイド》枠を疑似的に埋められるだけでなく、《雷光》の同時採用により相乗効果で採用価値を補完し合う。

枚数に関しては60枚であるのでまず3枚確定がベース、全帝は4枚確定の明確な理由こそ限定的だが、腐る場面が少なく採用がデッキパワーを引き上げるだけなので4枚。

覇道に強い札である事は後述しているが、

銀河(の手張り及びバウンス効果)の出力上昇、2-4-6での圧力、
3ドローとギャラクシールドによる駆け引きの加速、パウアーの活用機会増加、
受けた後の到達点に困らない、
15000ラインでの盤面に対する圧力

などが意識される役割である。

◆《ギリガザミ》の再評価

元々は著者の評価があまり高くない札であるが、

単色として自分の行動を侵害せず、【アポロ】などのワンショット系統でも、刻みや分割で攻撃してくるデッキにも腐らないという所で、対ダンテや対覇道を抜きにしても評価できる

という視点を今回持った上で、60枚の山枚数も響いて採用も受け入れている。

特定のトリガーを要求する【アポロ】への必要最低限を補完した上で、広い対面に受け札の笠増しが可能。

これについては【ガイアッシュ覇道】など総合力を持った山と上位卓で使う時に、弱くはないが予測しにくい札である、というのが否定的な理由であったが、【NEXT】の台頭など、根底から向き合わなければ受け行為の意味を細かくパターン化するまでもないようなビートが増えた事で、その縛りもとれた事が大きいように感じている。

◆ダイバーを利かせる《マガツカゼ》

著者もサガ環境以前から評価しており、これを採用したデッキや採用の籠城を模索している所であった。

《とこしえの超人》より召喚を優先し得る札で、フィニッシュ方法によっては離れにくいアタッカーとして重宝する。

有名所では《デドダム》や《ボルカニック》、《メンデルスゾーン》《カツキング》などに対して遅延やケアに働き、コントロールを含めて遅延しつつ、

トリガーを含めて効果の抑制が可能であり、これに能動的な役割も見る。

耐性を以て効能が落ちない2コス札なので、地龍の明確な回収先、コストを余す際に水を優先する理由、ともなる。

◆駆け引きに強い《ルシファー》

全対面へのターン遅延解答であり、【テスタ】を含め《ボルバルエイト》の追加ターンを咎められる役割で、《クロック》や《ミュート》に並び固有価値を持つ札である。


この枠を《ミュート》にする最大の理由は《バイケン》や《クリック》の捨て機会を持つ事だと考えているが、《ミュート》はアポロに対して自身のみでは耐久の解答にならない。


それも踏まえて《クロック》でもない理由、およびその強みとしては《ミラダンテ》へのチェンジ時のブレイクに対応している点、および《キーナリー》などのcipロック札の要る状況でも腐らない点がある。


後者の理由のように呪文の方が汎用的になるのは当然だが《アルモモ》や《ドルファ》の存在でクリーチャートリガーに頼らざるを得ない状況が起きる、と環境内の通常の動向を表せるとすれば、

《ルシファー》はそれらに使える最低限の条件を満たした呪文トリガーと言え、さらに受けでしか使わないなら比較の際のクリーチャーでないデメリットも無視できる。

表向きに盾を置く状況があるデッキであることからも、《ルシファー》の方が読み合いに見せる効用が大きいと言える。

バイケンを捨てながら打点を作るとか、同時にアトランティスを踏んで打点を作るという役割で、その他の2枚も十分に使う余地はある。

◆プレイ、その他の札の解説や残枠の選択など

この耐久基盤を以てしても受けきれない盤面は以前にも増して起こりやすいので、寿命を引き上げる上で《サイゾウ》を1-2枚採用する工夫は現環境でデッキパワーを効率よく向上させられると考える。

《水撒くナウ》は採用札の内ブーストトリガーとしての役割に固有である。

《マンハッタンの心絵》で展開の抑制とソリティアへのメタを同時に行っている。


プレイに関しては一旦4点記しておく。

・詳しい事は再追記しうるが、実際【NEXT】や【サムライ】は山固定をはじめ非常にできる事が多いので、考えたプレイを怠らない事。

・受けの際に《とこしえ》より《パウアー》を優先するといったような、デッキパワーを考えた行動を行う。

・Gストライクはラブ下でも問題なく使える。ゲンム下では対象の札の止める効果が消失する。

・《サイゾウ》を使う際はターン開始に自分の盾をマナに送る行為を加味して計算をする事。また《キャンベロ》をケアするような使い方も可能である。


《マンハッタン》にアクセスしてまでも取れない対面というのも稀有な為残枠はいまだ揺れているが、

《クリック》は【アナジャオウガ】等に強いトリガーになれるも、山回復の役割はお清めで完結できると考えるなら現環境では不要にでき、

60枚で試練及びモンドフィニッシュは普通時間がかかり過ぎる上で、前述の通りフィニッシュにまで及んで【5C】にメタを貼る事は出来ていないので、

受けを細かい札に割くならばその例として光の《絶・拳・一・番》《龍断ノ裁キ》
《ジョー星》的な耐久性能をつけるなら《サイケデリック・ガーデン》《オイルマーネ》
意識外の干渉札として《パクリオ》《ギャブル》

等を考えつつ、枠としては緑が至上である事から《バイブスブチアゲクラーケン》といった大型フィニッシュ札まで見据えている状況である。

結局耐久基盤に関しては足りていて、いかにして【5C】や、【テスタ】【OB】にメタを貼られた状況を乗り越えるかといった事が課題であると考えており、もっと対象を絞って考えていいような気がしているのが、現状ではる。

9/10の更新はここまでです。

◆9/11暫定リスト

◆現在のリストの実質的なフィニッシャー《マンハッタンのメモリー》

ループデッキを含め、デリートなどの一部を除いたアドバンス環境のすべてのデッキに対して籠城基盤と合わせてフィニッシャーとする。

使用時相手に対してマナリソースを与え、設置後も相手クリーチャーの登場を0に抑制する効果ではない。

よって《ルシファー》などを駆使し可能な限り耐久した後にプレイし、対面によってはプレイしたターンにデメリットまで補完する事が重要となる。

《銀河MAX》および《銀河》+《全帝》のプレイは終盤多用する。
《全帝》により面に依存しない2手分の耐久を可能にしながら同時に3ドローし、《銀河》を用いる事でこれを4マナでプレイできる。

◆《ブラキオ龍樹》

面の7、8コストのクリーチャーを送って5、6マナで墓地から召喚する。

主にハンデスを使用しゲームの中で意識しなくともこの札が墓地に落ちる機会のある対面に対して、意識外のフィニッシャーとして、またはロックを敷く札として使う。

《ロスト・(Re・)ソウル》をプレイされても《とこしえの超人》をプレイされていない盤面では《銀河》やブースト基盤からある程度の早期プレイが可能な8コストのギャラクシールド札の召喚に成功していれば、5マナで召喚可能。

《ドルファディロム》のEX盾が離れた時の能力、パワーの上がった《最終龍覇 グレンモルト》の開始時能力で《ガイオウバーン》を装備される、《ゴートゥヘル》の龍解時効果で破壊される、などが、召喚後における【5C】側の除去の抜け道。


【5C】には《マンハッタン》をプレイするターンに《とこしえの超人》をすべて除去しつつ自分のマナも多少増やしてのフシギバースを想定している。その際に《ドルファディロム》のEX盾が離れた時の能力が発動すれば、コスト参照の目的で単色クリーチャーを残しても破壊されてしまうのに注意する。

◆《ジウォッチ》の使い方

ほとんどの対面へのフィニッシュをを籠城および+《マンハッタン》により完結させる為、今回の構築ではあくまで補助の立ち位置にある。

・禁断解放に対して、ターンを飛ばす&面の札を前もってバウンスする

・こちらのターンに出てきたクリーチャーの登場に反応させ、cipの無効化および禁断解放・爆発の無効化(アクティブプレイヤーなら封印を外す状況起因処理のみまで行った後でターンを飛ばす権限を貰える)

以上の使い方を視野に入れ、フィニッシュを確実なものとしたり、相手に駆け引きを迫る札としても使用する。




(ここから以前の解説部分)


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