【コーチレポート】2024.08.16Y.MさんVol.8
・日付：2024.08.16
・場所：道の駅 瀬戸しなの
・時間：7:30〜11:00
・天気：☀️
・気温：32℃
・風 ：なし
・体調：普通
・体重：68kg
◾️現状
前回のコーチングから2週間強経過したタイミングでの確認。夏休み期間に入り週10時間以上、充分な練習ができていると聞いたので、コンディションの確認を兼ねて。
前回8/11のAACA1-2では熱中症になり、思う様に走ることができなかった事を気にしていたので、レースでの振り返りと対策を含め話を聞きました。
◾️目的
・トラック競技におけるシッティングパワー向上
前回同様、75秒間インターバル毎にFRC下限値に落とし切るトレーニング。自身が耐えられる限界値を伸ばすべく充分にレストを取った上で実施。
インターバル中は全てシッティングでトラックに必要な筋力と回転数（100rpm）を意識。
75秒インターバルを完遂できない場合は、30秒インターバルに切り替えて足りない時間分を最後まで出し切るように実施。
◾️トレーニング詳細
雨沢ーカッタン【60㎞】 2.5h～
▶︎雨沢SFR 3本
40〜60rpmでの低回転で筋肉に刺激を与える。
出し切ると言うよりかは75秒インターバル前の刺激入れを兼ねて実施。
▶︎雨沢-カッタン
75秒インターバル6本×レスト9分-10分
インターバル中は全てシッティングかつ100rpmの回転数を意識（トラックのケイデンス）
平均480W-500Wを目指しC曲線を意識して走る。
1番大切なのはFRCを下限値まで出し切る事が大切なので一本一本集中して取り組む！
目標パワーを下回った場合は、足りない時間分を30秒インターバルに切り替えて最後まで出し切る。
◾️結果
▶︎雨沢峠
SFRにつきパワー値は割愛
シンクロナイズドシフトが作動してしまいSFR中にアウターに入らない事態が発生。SFR前はシンクロナイズドシフトを切った方が良いかもしれません。
ご参考：マニュアルモードへの変更
https://si.shimano.com/ja/um/7J4MA/shift_mode
▶︎75秒インターバル6本×レスト9分-10分
・1本目：501W⭕️
・2本目：490W⭕️
・3本目：482W⭕️
・4本目：491W⭕️
・5本目：466W❌
・6本目：メニュー切り替えにつき未実施
▶︎30秒インターバル2本×レスト10分
・1本目：656W
・2本目：695W👍
惜しくも伊藤代表の見立て通り4本/6本中の完遂となった。コーチ目線では3本目→4本目にパワー値を持ち直せていたので「5本目いける！」と思っていただけに残念。ただし前回の75秒パワー値よりも+50W以上持ち直せているので数値的には出し切れていると考える。また目標としていた「C曲線」を本人も忠実にイメージできているポイントも良かったと考える。
30秒インターバルではダンシングを解禁、より高いケイデンスで出し切れていたと考える。
▶︎総評
合宿、リトル、AACAでのレースからコンディション事態は順調に上がっている印象を受けました。（75秒インターバルのパワー値より）次回は75秒インターバル6本完遂を目指しチャレンジしましょう。
彼との会話の中で「自身の自信」に関するポイントでお父さん含め話をしましたが、私がお伝えしたいこと含め記載している内容のリンクをご紹介させていただきます。私が重要にしたいのはこの記事にもある通り、①プロセスの積み上げ、②小さな達成感の積み重ねが大切と考えます。前回練習よりも峠TTが30秒数早くなった、75秒インターバルを0本→4本目こなせるようになった、平田クリテC3で優勝できたなど、達成に至った過程の振り返りと小さな成功体験が自分自身の「自信」を作り上げる大切な要素だと考えます。考え方は人それぞれですが少しでも役立てれれば幸いです。
▶︎余談
AACAで熱中症の症状が見られたとの事で、対策例2案をご紹介させていただきます。身体冷却には外部冷却と内部冷却の２つの冷却方法があります。今回は氷ストッキングを首元に入れる外部冷却を実践されてましたが、他にも前腕や手の平、脚への冷却方法も有効で体幹部分と比べ手や脚など末端の部位は熱を体の外に逃しやすい構造となっております。氷を入れたバケツに手や脚を入れるのも良いと考えます。
また内部冷却では細かい粒子状の氷、アイススラリーを摂取するのも冷たい水を飲むよりも効果的に内部を冷やすことが可能です。有名なのはポカリスウェットのアイススラリーになります（リンク貼っておきます）
あくまでも上記方法は体調不良を感じる前に実践する方法なので、事前の準備としてお試しいただければと思います。
↓動画の最終スプリントが「写真モード」になっており動画が撮れておらず...失礼いたしました🙏
YouTube🔗：https://youtu.be/XRPYStND6EI?si=ie02w-YoG-4IXAox
◾️次回に向けて
Next：9月？
伊藤代表と相談のうえ、トラックに向けたメニューを一緒に考え取り組みましょう。
以上です。
#ORCACYCLINGTEAM
#リアルタイムレッスン
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？