記憶に残ってる心霊体験1

記憶に残ってる心霊体験1

今でこそ自分を『霊能者』と紹介しているが、昔からそれ程の能力があったわけでは無いと思っている。
何かしらのキッカケがあったり、無意識に鍛えていたりしていると思われ、記憶を辿る事で少しハッキリさせておきたくなったので、ここに書き留めておく事にした。

☆最初の体験
小学生低学年の頃、テレビで霊能者が出演するスペシャル番組を家族で見ていた。

その中で、霊能者が呪文のようなお経のような言葉を唱えながら、錫杖を縦に振るっている。
しばらく降るっていると、金粉がちらほらと降ってくる。
番組内での説明によると、『感応した人は、体から金粉が出る』らしい。

当時そういった事に興味を持っていた事もあり、テレビに釘付けになっていた。

そこで、ハタと自分の腕を見ると、キラキラとしたものが…。
ゆっくり深呼吸して、もう一度見る。

まぎれもなく金粉。

腕を撫でてみる。

サラサラと手に付いてくる。

テーブルの上にもいくつか落ちる。

やっぱり金粉。

しかも、日常生活ではありえない量。

何度も目を擦って見る。

でも、金粉が自分の体に浮かんでくる。

そうこうしている内に霊能者の呪文が終わった。


あれだけあった金粉が消えている。
テーブルに落ちていたのも、身体から浮かんでいた(と見えていた)のも全て。

その日以降、身体から金粉が出るような事は無い。


今ではその番組に出演していた霊能者を知る術が無いのが悔やまれる。
実際のところ、あれはなんだったのだろう?

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