不安を解消するのは自分
最近、某公務員と折衝ごとの場面で、「新しいことへの拒絶反応」があまりに強くで唖然としたことがあった。つか、こちら側の提案をまともに聞こうとすらしない感。とにかく拒絶。とにかくイヤイヤ。2歳児か。拒絶の理由が理由になっていないことに気づいてない。
どうしてこういうメンタリティなんだろうと考えながら、先方がふと漏らした「みんな不安なんだ」という言葉を聞いて、ようやく合点がいった。
右肩あがりの時代の「頭のいい(?)誰かが考えたことを粛々とこなす」という仕事のやり方に慣れきってしまい、「自分の頭で解決策を考えて、自分の責任においてやりきる」という体験をしてないから、保証のない新しいチャレンジは「不安」なのだ。
やらなければ失敗しない。
そういうメンタリティ。挙げ句の果てには「我々の権限外」みたいなことまで言いだした。
わかってないな。その気になれば公務員のカバーできる範疇はいくらでも拡大できる。少なくとも住民はそう期待している(だからこそ地域がダメになっていく理由も自治体のせいになりがち)。
人口減少社会とグローバル化によって、日本の置かれている状況は一変している。昭和・平成の成功体験は使えない。少し考えればわかること。
むしろ、そっちの不安の方が大きくないっすかね? とてもじゃないけど自分はこのままじゃ15年後に安心してリタイアできないよ。
不安は他の誰かは解決してくれない。自分たちで解決していくのだ。
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