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「三方よし」のお手本−2 (大阪84日目)

企業主催の宮崎県関連イベント、2本目は「焼酎ナニワンダフル」。

こちらは、飲食業の”焼酎大好き”チーム「NANIWANDERFUL crew」が仕掛けるイベントで、飲んで食べて、さらに音楽ライブも一緒に楽しもうという内容で、今年で2回目の開催である。大阪事務所も協賛で参加。

驚くことに、入場チケット代が4,400円(前売3,900円)と、まあまあなお値段がするのだが、これで飲み放題・・・ではなく、あくまで「入場料」という仕組み。500円分の飲食チケットが付いてくるものの、ここに来るような人たちは、もちろん焼酎1杯(500円〜)で済むはずもなく、追加の焼酎代とか食事代まで払ってくれるのだ。

それでも600人想定の会場に700人近い人がやってきていて、20-30代の若い世代が大多数という現状。焼酎、熱いじゃないか!

ずーっと行列が絶えなかった宮崎のブース。生産者と熱く語り合う姿が多く見られた

今回出店している蔵は、宮崎・熊本・鹿児島・大分・沖縄から12蔵。そのうち4蔵が宮崎の蔵である(黒木本店/尾鈴山蒸溜所柳田酒造松露酒造明石酒造)。どこもこだわりのメーカーばかり。

焼酎大好きな参加者の皆さんだから、1人あたり何杯飲んでるんだろうってぐらい次々にブースを回っていて、あちらこちらで生産者と熱く語り合っている。いい風景だなあ。 

宮崎や焼酎に関心があるのかないのかわからないような、不特定多数の関西エリア2000万人に向けて大きな予算と労力を突っ込んでプロモーションするより、こんな風に、元々焼酎に熱い眼差しを向ける特定少数の700人へアプローチした方が、お互い幸せなんじゃなかろうか。

たぶん、この人たちはこれからも月に数本〜数十本レベルで焼酎を飲んでくれるし、友達にその魅力を熱量高く語って伝導してくれるし、宮崎の酒蔵巡りなんてことをやってくれる人も少なくないだろう。

そういえば、この前日に果敢にも「日本酒のイベント」に乗り込んでいった焼酎蔵の社長がいて(焼酎メーカーで参加したのは1社だけだったそう)、曰く「ほとんど誰も焼酎を飲んでくれなくて死ぬほど凹んだ(苦笑)。今日はたくさん飲んでもらえて、たくさん話しかけられて、なんかすげーホッとした〜」だって。
まあそういうことだよ。

ステージでもPR
ステージでは宮崎出身歌手・Big fumiも熱唱。今日一の大喝采。
我が娘(むぅちゃん)と2ショット

昨日の南海グリルのイベントもそうだったが、大阪に拠点のある企業と、宮崎の生産者と、そして大阪の地域に住む人たちの3者それぞれに嬉しい、まさに「三方よし」の構造になっていることが素敵だなと思う。

きっとそういうネタはこの地域にはまだまだあるように感じる。

余談だが。
2本のイベントとも、頑張ったのは主催者である企業さんとうちのスタッフたち。自分は一人の”大阪に住む人”として、普通に自腹で楽しんだだけだった。役得!
ま、気がついたら万札がなくなってたけどな(飲み過ぎ!)


(メモ)
・ライフキャリア戦略(GEセミナ=)


イベント前の遅い朝食:千草焼/千草
イベント後の早い夕食:ハラミ・ハツ・コリコリ/電撃ホルモン ツギヱ




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