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故郷(ルーツ)があること(大阪90日目)

4月に大阪に来て以来、12回目の県人会(関連行事含)。
今回は日本三大秘境の一つ、椎葉村が主催する「近畿しいば応援団」への参加だった。

椎葉村といえば、長い県庁生活でも思い出深い場所のひとつだ。秘境と言われるほどの過疎の村(直近のデータでは人口2,230人)ではあるけれど、イキイキと活躍している人たちにたくさん出会ってきた。

そしてこの大阪の地でも、80人を越える人が集まり、故郷・椎葉への思いを熱く語り合っている。椎葉から駆けつけた公民館長が民謡「ひえつき節」を熱唱すれば、近畿エリア在住の椎葉出身者が踊る、という素敵な時間もあって。

自然と踊りの輪が生まれる

この場に参加した人は、15〜18歳で単身・関西にやってきて、苦労しながら生活の基盤を築き、関西に根を下ろした人たちであり、逆に言えばこれから先、故郷に帰って生活することはない人たちが大多数なんだろうだと思う(たぶん)。

それでも、年に1回こうやって集い、自分のルーツを確認し、近況を語り合って自分たちの現在地を確認し、未来への活力を養う大切な時間なんだろうと想像する。そんなポジティブなエネルギーに満たされるのが県人会という場だと感じる。

*ちなみに、椎葉村は県人会というワードを使わず、出身者のみならず椎葉を大事に思っている人たちも含めた「応援団」としている。これはこれで良き哉。

余談だが、「ひえつき節」にはこんなバージョンもあるらしい。アートというか、ポップというか、うーん、謎w

(メモ)
・近畿しいば応援団
・法善寺横丁へ。I氏と。



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