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【ゼミ活動#02】大学キャンパスの改善提案

はじめに

こんにちは!Kaishi Inclusive Design Labのりょうすけです。
前回の投稿の続きになります。
先日行ったフィールドワークを踏まえて、(株)NSGソシアルサポート様にインクルーシブな大学キャンパスに向けての改善提案を行いました。

発見した課題

事前に私たちはキャンパスの問題点をいくつか想定していましたが、実際に視覚に障害があるユーザーと歩いてみると想定外の課題に気づくことができました。
その中でも注目したのが以下二つです。

  1. エレベーターのボタンがわかりにくい

  2. キャンパス内で自分の現在地がわからない

課題1:エレベーターのボタンがわかりにくい

解決策:簡易点字シールを貼り付ける

簡易点字のイメージ

今回視覚に障害を持つユーザーはエレベーターのボタン操作が不便であると感じていました。
ボタンにはそれぞれの数字の突起しかなく直感的には判別するのが難しいと。
なので各階に対応する突起をシールとして貼るのがいいのかと思いました。
(例)
1階→突起1つ
2階→突起2つ
3階→突起3つ
4階→突起4つ

これにより、視覚に障害があるユーザーで点字を知らなくても触覚的に階数を判別できるようになります。
突起の形状は丸や線がわかりやすくいいのではないかと考えています。

課題2:キャンパス内で自分の現在地がわからない

解決策:Bluetoothビーコンを活用した学内モバイルアプリ「K Life」

作成したアプリ画面

キャンパス内の至る所にBluetoothビーコンを設置し、専用のスマートフォンアプリと連携させることでユーザーの現在地がわかったり、目的地までのナビゲーションを提供します。

特徴としてはアプリ内の情報を全てテキスト化することにより、音声案内でもわかりやすくします。
また、大学の他サービスと連携させたり設定で障害を持っているのか健常者なのかなど設定でさまざまカスタマイズできれば障害があるユーザーだけのサービスではなく、健常者・障害があるユーザーが分け隔てなく使えるサービスにしました。
これもまたインクルーシブデザインではないのでしょうか。

終わりに

私たちゼミ生が提案する改善策は、キャンパス内の利便性向上のための手段です。
またこれは私たちが考えたものになりますので、FBをもらいより良いサービスとして提供することができれば、キャンパス全体のユーザビリティが向上し多くの人々にとって快適な環境になると思います。
まずは課題1のようなすぐにできることから行なっていくことが大事だと感じました。


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