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ソフトバンクディスカウントの克服:株価に付加価値をつける方法を考える

割引あり

 今回は、市場ウォッチャー歴10年を超える(そこまで長くない)私が、ソフトバンクグループ(以下SBG)のディスカウント率を小さくして、ソフトバンクプレミアを作る方法を考えたいと思います。

 その前にお約束

●このnoteは書かれている企業の業績及び株価を予測するものではなく、あくまで著者の意見を述べるためのnoteです
●このnoteはいかなる地域でのいかなる投資活動を勧誘するものではなく、このnoteによって生じた損失へのいかなる責任も負いかねます
●あくまで、市場を楽しく語るためのnoteですので、あまり本気にしないでください
●なるべく間違いの内容に書きますが、誤った情報を書いてしまうこともありますので、根拠をご確認ください

 では行きましょう。

 そもそも、ソフトバンクディスカウントとは何でしょうか。
SBGは、携帯通信会社のソフトバンク株式会社(以下、SBKK)を2018年に上場させてから、投資会社として本格的に活動を始めました。
それまでは、パソコンソフトの卸売業、通信業者として活動していました。
通信会社のSBKK、アリババグループ、yahoo japanへの投資を大成功させたことから自信をつけたのでしょう。そのSBGが投資会社として大事にしている指標がNAV(ナブ、net asset value純資産価値のこと)です。
NAVは
【NAV】=【保有株式や現金の総額】−【借金の総額】
で表され、投資信託などの指標の一つとなります。
このNAVと、株価の時価総額の乖離が激しいことが、SBGの経営の課題となっています。
このSBGのNAVと時価総額の乖離のことをソフトバンクディスカウントと市場は呼んでいます。

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