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Dom/Subユニバース(ドムサブ、どむさぶ)催眠を考えてみた

久しぶりの更新です。
みなさんはDom/Subユニバースという言葉を知っていますか?
自分はつい最近知りました。

というのも、通話催眠のお相手である複数の方から時々この言葉が出たことがありまして、最初は「マンガか何かの作品タイトルなのかな?」という程度の認識で、特に調べたりはしていなかったんですが、割とちょいちょい聞くようにもなって少し調べてみようという気になりました。

ということで、自分もまだ知ったばかりの身ではありますが、まずは知らない方向けに簡単に説明してみましょう。

Dom/Subユニバース(以下、ドムサブ)は設定や世界観みたいなもので、主にBL(ボーイズラブ)作品などでよく使われているようです。
人は、Dom(ドミナント)とSub(サブミッシブ)という2つの性質(第二の性として捉えられている)に分けられ、DomはSubを庇護、支配、褒美を与え、SubはDomに従い、躾けられ、信頼するというような関係となります。
(もちろん、もともとドミナントとサブミッシブという性質や概念はありますし、自分もそれは知ってました。)

そして、DomとSubの間で、Play(プレイ)という特別な行為(コミュニケーション)を行うことで、欲求を満たしたり、信頼を深めていきます。
PlayではCommand(コマンド)という指示や命令のようなものをDomがSubに発します。
例えば、Kneel(跪け、座れ)、Come(来い)、Stay(そのまま)、Look(見ろ)のような感じで、Playの最中は基本的にそのコマンドに従わなければいけませんが、Safe Word(セーフワード)などもあり、それを使えばSub側はいつでも拒否することができます。(少しSMプレイの世界にも似てる気がしました。やったことないですけど。)

Commandをちゃんと実行したら、褒めるなどのCare(ケア)という行為を行ったりすることで、Sub側は喜んだり安心したりできますし、時にはSpace(スペース)というとても気持ちの良いトランスのような恍惚状態になったりします。

と、すごく簡単に言うとこういう感じの設定があって、それを小説とかマンガに取り入れていろんな絡みが展開されるわけですが、他にもいろんなワードや設定があるので、興味がある方は「Dom/Subユニバース」で検索してみてください。

自分が少し作品を読んでみたりした感じでは、主従関係のようなものを分かりやすくプレイ形式にしたり、その中で起こる現象などを具体的に単語で設定することで、どういうことをするとどうなるのかみたいなものがある程度決まっている世界観のような感じがしました。

さて前置きが長くなりましたが、このドムサブの設定や世界観を催眠と絡めるとどんなことができるのか、というのをここ最近少し考えてテストを始めています。
もともと、催眠などをしてDom/Subユニバースという言葉は、自分が主従的なことが好きだったり、催眠の中でも例えば軽い言葉責めや意地悪のようなことをするようになってから、相手から出てくるようになったと思います。
そして、Dom/Subユニバース的なこともしてみたいとか、催眠で出来ないか、みたいな話が出てくるようになったわけです。

もちろん、催眠が無くてもやろうと思えばできると思いますし、特に主従的な関係性があればやりやすいかもしれません。
催眠を用いるメリットとしては、例えばCommandに一定の強制力のようなエネルギーを持たせる、とか、Commandを実行すると気持ち良くなったり、安心感を感じたり、トランスに入っていったり、みたいなことを感じやすくなったりすることができます。
とくに、催眠とトランスは非常に密接な関係があるので、ドムサブでいう「Space」状態に入るのを催眠で体験させることなども疑似的にはできたりします。
ドムサブ設定で遊ぶこと自体が、リアルな主従よりも、もっとプレイ的・ゲーム的、あるいはファンタジー的な感じでやることができますし、そこに催眠を加えることでさらにそういう要素を色濃くすることができます。
そういう意味では、もともとドムサブが好きな人や、リアルな主従よりもライトにプレイっぽく遊んでみたいとか、そういうニーズにも合いそうです。

あと、実際に少しやってみた上で良かったのは、Commandは基本的に指示とか命令形になるので、そういうのが刺さる方にとっても良さそうですね。
自分の場合、普段主従的な絡みをやるにしても、あまり指示とか命令っぽい感じでは言わないので、Command形式にすることで喜んでくれる人はいそうです。
あるいは、指示や命令に対して不安がある場合でも、Commandという設定を使うことで、受け入れやすくなったり、気軽に遊べる良さもあるかなという気がしました。(Safe Wordでいつでも中断できますし、あらかじめ使用できるCommandを決めておけば、Sub側が嫌がるようなものは避けることもできます。)

ドムサブは世界観がある程度決まっていて、そこに決まったワードなどがあるので、そもそもドムサブを知らない人とやることは難しいかもしれませんが、ドムサブを知ることで遊び方が増えたり、主従のバリエーションが増えたり、主従まではやりたくないけどそういう遊びはしてみたい、というようなときにも使えるので、結構使いどころはありそうだなという気がしています。

と、こんな感じで少しドムサブ設定を使った遊びをやり始めたので、興味がある方はいろいろ調べてみたり試してみてはどうでしょう?
ただ、そもそもドムサブでのPlayはお互いの信頼関係によって成立するという大前提があります。
Dom側の一方的な欲望の押し付けや、強制的なものではなく、お互いメリットがあったり、了承や承認が前提となりますので、そこは勘違いしないようにしましょう。
声を掛けてもらえれば体験的にやることもできますので、興味があればお声掛けください。

また、次回は実際にドムサブ遊びやドムサブ催眠をやるとしたら、どんな感じになるかというのを実際にやってみたことだったり提案として、もう少し具体的に書いてみようと思っていますのでお楽しみに。

Kai@催眠(@KaiSaimin)

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