大雪に降られ振られて 第13節マンチェスターシティ戦
お疲れ様です。久しぶりのnoteですがブライトン戦が木曜4時にあるという事でさっさと要点だけを書いていきます。
1．スターティングメンバー
5バックが予想されたウェストハムですが、左SHに置かれたマスアクの柔軟な立ち位置の変え方で可変できる中央にコンパクトな4231でマンシティに挑む。マンシティもマフレズが0トップと両チーム怪我人の影響が出るスカッド。
2．ウェストハムのシティ対策
明確に見えたのは守備時の優先順位。1番はハーフスペースを潰すこと。それと偽SBへのけん制です。
ベンラーマがアンカーのロドリをチェックすることで、マンシティにロドリではなく2列目のライン間の選手にボール循環させること促し、ウェストハムとしてもそれをボールの奪い所とした。
ウェストハムがなかなか上手くいかなかったのはこの後です。
３．破れなかったシティのネガトラ
SBが中に陣取るシティの235システム。これはネガトラ時にも非常に有効なシステムでもあります。
ライスとソウチェクの所で奪っても中盤で構えているのは偽SBのウォーカーとカンセロ。ウェストハムの得意なカウンターの前にこの両者が立ちはだかり、なかなかカウンターに初速が付きませんでした。合わせて今季のシティはチーム全体の帰陣も早く、奪われたら瞬時に442にシフト。ウェストハムのカウンターはシティのネガトラのスピードを追い越すことは出来ませんでした。
それでも単純なマッチアップではアントニオはシティのCBを圧倒。フィジカルで制圧する姿に猛者と解説陣に言われていましたが、（猛者ってそういう意味じゃなくない？）なかなか得点に結びつきませんでした。開始直後のアントニオから隙を突いたベンラーマへのクロスでチャンスを作りますが、ベンラーマが雪でスリッピーになっている芝で足を滑らせてしまいシュートは打てませんでした。
開始直後は雪が止んでいたものの、試合が進むにつれて雪が強くなりどこにボールがあるか画面でも分かりづらい状況でした。失点のシーンも雪で視界が悪かったのか、ウェストハムのB.シウバのマークの受け渡しミスから左IHの位置からカンセロが空いた右サイドへと一気に展開。受け取ったマフレズに対しクレスウェルの対応が遅れてしまい。ゴール前にグラウンダークロスを許し、フリーになっていたギュンドアンに押し込まれマンシティ先制。この雪の中で！？とマンシティの選手たちの技術レベルの高さに驚いた前半でした。
後半は雪も降り止み、勝負はここからと活き込んで臨んだウェストハムですが、先制点でリードを取ったシティは冷静。ウェストハムの陣地に踏み込むとシンプルにプレー選択。ウェストハムのボールの取り所を定めさせてはくれません。クレスウェルのトラブルもあり、代わってツォウファル。マスアクに代わってボーウェンを入れてカウンターのパワーを付与しますが、やっと取ったと思ったらマンシティの高い位置からのカウンタープレスで回収。これを守備固めで交代で入ってきた堅実なフェルナンジーニョに決められて2失点目。
ウェストハムもラストプレーでランシーニが一矢報いるスーパーゴールを決めましたがここで試合終了。ですが最後まで攻めの姿勢を崩さず勝ち点を追い続けたウェストハム。少ないチャンスをものに出来ればワンチャンスありましたね。
・ランシーニ
やはりウェストハムの顔はランシーニ。彼のルーズボールに対するリアクションの速さは2列目では断トツ。ラストプレーで決めたゴールもPA近くで奪い取ってから決めたもの。ベンラーマのフォームが若干怪しいので次節はランシーニのスタメン？ヴラシッチも牙を研いでいますがどうでしょうか。
・クレスウェルは間に合う…？代役は
最高のクリアリングで失点を防いだクレスウェルですが、そのままポストに腰がぶつかってしまい、打撲でブライトン戦欠場の可能性があります。ウェストハムの発射台であるクレスウェルとオグボンナを失ってしまい、クレスウェルに関してはセットプレーでもほぼ彼が担当しているので、ここがかなり痛いですね。ツォウファルが徐々に戻りつつありますし、いったんベン君を左に戻すのが懸命ですかね。マスアクはこの試合を見る限りやっぱり最終ラインを任せるのはちょっとこわい。セットプレーはボーウェンか、スタメンに抜擢された場合のランシーニかヴラシッチ。なのかなぁ。
短くなりますが今回はこれで
内容が振るわない2連敗ですがまだ順位は4位とCL圏内ですからね。個人的には今はそこまでCL権にこだわる必要はないと思いますが、まあ滅多にないことですから。ライスも今季はCLに行きたいと意識高め。ってことは来季ももちろんウェストハムだよね？ありがとうございます。次戦はブライトン。ウルブス、シティと3戦続いてポジショナルプレーを主体としたチームとの対戦になります。こういう相手に対してウェストハムはどう対応していくのか。嫌な流れを断ち切るような試合を期待しています。
おわり
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