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過去最高の出来!第2節レスター戦

この試合はウェストハム史上最高の出来だったと言っても過言ではありません。なのでさっさと書き進めます。よろしくお願いします。

1.両者のスターター確認

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ウェストハムは前節と変わらない布陣。先発予想ではベンラーマがトップ下予想でしたが、この試合の守備のタスクの重要度はサイドではなく中央であったため、フォルナルスをトップ下の位置。立ち位置的にはほぼST。

レスターはフォフォナは怪我でシーズン半休とヴェスタゴーアがまだフィットネスが上がってきてないのかスタメンから外れ、最近は便利屋的な起用が多いアマーティーがソユンクの相方に。今季で一気にスタープレーヤーに駆け上がりそうなティーレマンスをいかに封じ込めるのがこの試合のテーマ。

2.前半 相手を完璧に抑え込んだウェストハムの守備

ゾーンDFとマンツーマンDFの併用。

レスターが4バックでビルドアップする場合

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徹底的にティーレマンス潰し。守備時にはフォルナルスとベンラーマの立ち位置を変更。2トップはCB→ボランチへのパスコースを切るのが最優先に行う。段差が付けられないようにCBへのプレッシャーは最低限。ウイングはボランチとSBの中間地点で待機。ボールサイドのSBにボールが出ればプレッシャー。レスターがなかなか出口を見つけられない中、マディソンがゾーンの内に入ってきたらソウチェクがしっかりチェック、バーンズと配置を交換してサイドで受けようとするも、ここはボーウェンの流石のカバーシャドウでマディソンへのパスコースを封鎖。それでも2トップのどちらか(主にアントニオ)が、CBに食いつきすぎると縦関係になるところを狙われ、段差が付けられてそこにティーレマンスがパスコースに顔を出す場面も。でもほぼ完璧。

3バックでビルドアップする場合

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ほぼ424気味の433。前線3枚のプレッシングの上手さが際立ちました。特にフォルナルスの立ち位置が抜群。飛び出しすぎずに、左右に振られてもきっちりボランチの前に入りディナイ。これもほぼ完璧。やはりまだベンラーマの守備の部分に課題。プレスをかけるタイミングが右よりも左の方が遅め。そのためアントニオがRCBのアマーティーがドリブルで持ち運んできた際にプレッシャーをかけるとティーレマンスに間受けされ前線を突破される場面も。この辺から少しウェストハムの前線のラインを越えられ始める。ですがラインを越えられてもCBのオグボンナやドーソンが積極的に出て行き、前を向かせないDFで時間を稼ぎ自陣に451のブロックを形成。シュートまでは打たせず。

先制点はウェストハム。前線からのプレッシングから回収したいつものパターン。ティーレマンスがSBの位置に落ちてアントニオがサイドに引っ張られた所をソユンクに狙われ一気にヴァーディーへと縦パス。レイオフでエンディディに落とそうとしたところをライスがカット。ここからが速い。ボーウェンにボールを渡すとすでにフォルナルスは受け入れ態勢。、フォルナルスは反転。アントニオがDFを中央へと引っ張るデコイラン。フォルナルスは外を走るベンラーマへとスルーパス。フォルナルスも中央にクロスに合わせるためにPA内に侵入。ベンラーマもそれを見て利き足とは逆足の左でダイレクトでクロスを上げると、フォルナルスもまた華麗に利き足とは逆の左足で直接サラッと合わせてウェストハム先制。この間、9秒。このプレミアリーグでも最速カウンターといってもいいんじゃないか?

3.後半 圧倒的な攻撃力。後半で3得点。

前半でアジョセペレスがフォルナルスに対し、大けがに繋がりそうな危険なファールと判断され少し厳しいのではという判定でレッドカード1発退場。前半合わせて50分ほど10人相手のレスターと戦うことに。でも正直人数で有利になったからここまで圧倒出来た、というのは違うと思います。

前線からのプレッシングがこの試合はほぼ完璧。ここでボールを回収できれば大量得点が狙えるハマーズ。

2点目 

これも前線からのプレッシングから。ロングボールを跳ね返し、ソユンクが自陣深い位置で浮いたボールをコントロールをミス。背中を向けた所をフォルナルスがチェイス。ソユンクに首を振る時間とスペースを奪い、GKへのバックパスを狙っていたアントニオがこれ見逃さずカット。それでもシュマイケルが素晴らしいポジショニングでシュートを阻止するもアマーティーもすでにゴールラインに入る守備。中央が空いた。ここに走ってきたのは先ほどと同じくベンラーマ。アントニオのピンポイントなマイナスクロスに合わせて2点目。人数有利で試合を決めた2点目を決めた。この間、4秒。
これはまあバックパス搔っ攫だし速いよね。

この後レスターのティーレマンスにゴールを許され、少しヒヤッとする試合展開。新戦力のダカ投入。反撃の狼煙をあげるも、ハマーズはレスターの前がかりな前線とリンクできていない中盤以降のポジションが間延びしているのを見て冷静にボールを回すことが出来た。この保持の部分はまだまだ課題があるものの、以前よりははるかにボール保持の精度が上がった。

3点目 ボール保持から流れの得点

久しぶりに見たよこの流れでのゴール。待ち望んでた。人数有利があったとは言え、こういうゴールが増えてくるといいよね。

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左サイドから右サイドへと展開され、ライスへと渡ると一気に前へドライブ。幅を取るクレスウェルにボールを渡します。

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ライスがここまで走ってきた!そしてついに歴史を塗り替える瞬間がやって来ます。

ソユンクのブロックを跳ね返し見事な反転シュート。これこそアントニオなゴール。さらには4分後、ツォウファルのクロスをファンシーなタッチでDFを躱し、このゴールでアントニオはウェストハムでのクラブレコードとなる49点目!おめでとう!

おわりに

この試合は僕が見てきたウェストハムの試合で過去最高の出来でした。ほんとに永久保存版。もっとほんとは見直したかったですが、今日は1時間後にクリスタルパレス戦。拙い内容になってしまい申し訳ございません。ELの日程も発表され、かなり突破の可能性が高そうな組に入ることが出来ましたから、後はWOWOWがハマーズを放送してくれることを願うのみです。まずはクリスタルパレス戦、勝ち点3を勝ち取りましょう!では!


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