【明石市議選】今思い出しても笑える千住啓介のトンデモ演説

今日のTwitterに、明石市議会候補の千住啓介(せんじゅう・けいすけ)が露骨な妨害?邪魔?嫌がらせ?な街頭演説をしていたとタイムラインがざわついた。

千住啓介

先日紹介した中西レオ候補と同じ2007年初当選で連続4期。今では「反泉陣営の筆頭格」として名が通っている。ロマンスグレーの髪が特徴だが、まだ46歳。しかしながら市議会では議長を務めるなど実績は十分だ。

彼は今や自民党議員団の重鎮だが、もともと日本創新党の公認候補として選挙を戦ってきていて、党の解散(維新への吸収合流)のときに自民党に移ったと思われる。なので、多少血の気の多そうな風貌ややり口は自民党っぽくないと思うのはそのためだ。

その千住啓介を見たときに、忘れられない街頭演説がある。

4年前、国道拡幅に絡む職員への発言で辞職、出直し選挙になった明石市長選だが、すぐ直後に市議選も控えているため、対立候補(北口寛人)を支援する勢力も露骨な泉批判は自分の選挙にも差し支えるので動きづらい状況。
そんなとき、明石駅前で見た千住啓介の演説には、もう失笑を隠せなかった。

覚えている範囲の言い分は下記の通りである。

今、選挙をやって現職が通ると4月にまた選挙があります。市長が変われば、そんなことをする必要がありません。
同じ選挙を短期間で2回やるのは経費のムダなので、新しい市長になってそれを防ぎましょう。

私は思わず「こいつはバカか」と思ったが、その理由を下記に紹介する。
①出直し選挙は仕方ないとして、現職が再度勝てば短期間で候補者擁立は難しくなるので無投票の公算が高い(事実、任期満了の市長選は無投票)
②市長・市議選の投票日がずれると、出直し選挙なら一度きりだが市長が交代するとほぼ永久に選挙の回数が増えて経費のムダ遣いも永久に発生する
③自分の選挙のことを心配して、大々的に支援する候補を推さない

駅前で声を上げるなら、素人にツッコミ食らわされるようなことは言っちゃダメですよね。
しかも、自己保身のため支援する候補をゴリ押しするわけでも、出直す市長を非難するわけでもないきわめて中途半端な立ち位置。

私はこれを「伝説の名演説」としてあちこちで言ってきたが、選挙期間前でもあんな中途半端なことはやらないですよ…というくらいのトンデモな演説。

今回もしゃべりや勢いでは勝ち目がないのか、邪魔?に終始していた様子。選挙公報はひとりだけ文章のみで画像なし、とにかく訳が分からない。

自民党らしくない候補者は、かつて演説というかテレビの解説委員みたいなことを言ってたわりに「それってあなたの言い分の方がムダですよ」とツッコミを入れられる始末。

いい機会です、一度野に返してあげてもいいと思いませんか?

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