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【兵庫県議選・明石市】失礼ながら鼻で笑って「ざまあみろ!」と言ってやりたい

 誰もが驚いた橋本けいごさんの大圧勝、まさかの3万票超えは票を投じた私ですら全く予想していなかった。

 こうなると、前回当選の4人のうち誰かが議席を手放すことになるが、希望的観測は維新の岸口が議席を手離すというのは前述の通り。しかし、維新の議席増は織り込まざるを得なかったので、森がどこまで食い潰してくれるかに期待したが、そちらは空振りだった。

しかし、維新は「身内の不祥事には甘いが、バラしたやつは徹底的に潰す」ことを知らしめただけでも、彼女の出馬は成果があったと思いたい。

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 現職落選したのは、自民党兵庫の松本隆弘だった。

【落選】松本たかひろ

 2年前の県知事選、県連は次点だった元副知事の推薦で決まったはずが、国会議員連中とそこに飛び乗った“造反イレブン”が内ゲバ、クーデターで維新独裁の息のかかった渡り鳥官僚の推薦に変更確定。
 内ゲバは県議会で会派別れを起こし、造反した側は「自民党兵庫」を名乗っていた。

 松本はそのひとりで中核的存在。
 いわゆる「二世議員」で“名士の子、名士にあらず”という謙虚さの欠片もないおじさんだ。
 私は以前からこの人があまり好きではなく、特に以前から訴えている「時の記念日法制化」には、海の日も山の日も祝日の資格なしと思う私は全否定の立場だ。

松本たかひろの2023年選挙公報

 結果として他の候補者に票を食われたのも大きいが、やはり松本は公職選挙法違反(買収)で刑事告発されている齋藤元彦を担いだ代償の部分も大きいし、むしろそこをしっかり強調したい。

 明石市が属する兵庫9区の自民党支部(代表は西村康稔経済産業相)は、齋藤元彦の資金管理団体「さいとう元彦後援会(公職選挙法違反の舞台)」への献金がトップクラスで、立場を使ってグリップする維新と違い“金で言うことを聞かせる”構図で、特に齋藤元彦を担いだ側には“寝返られないよう”に首輪を外すわけにはいかない。ところが、明石市での求心力を現したといっても過言でないこの結果は、このあとの市長・市議選に向けて軌道修正を求められるという衝撃の結果なのかと。

 松本に関しては、その経緯から「二段階選抜」で維新の岸口とともに真っ先に排除していたので、組織が強いからどうせ当選すると想っていたが、まさかの展開だった。
 しかも、最下位当選者から4,000票程度離されるという惨敗。同じ自民党の北口(この人は肝心なときに態度を現さないので齋藤元彦を担いだか否かすら明らかにしていない)が過去並みの票が取れているので、ひとり負けといってもおかしくない状況。

 松本は議席を失い、これから暫くはただのおじさん。
 県知事選であんなの推薦するというおイタがなければ、兵庫県はもう少しまともになっているかもしれないし、公約をどんどん破棄するような嘘つきが知事になることもなかった。

 それを思うと、やらなくてもいい造反に精を出し、内ゲバ仕掛けた側の議員が落選するというのは、民意の反映としては見事なブーメランを刺さらせたこととともに慶事であるとこに間違いない。

松本たかひろには、失礼ながら鼻で笑いつつこの言葉を捧げる。

 裏切り者には当然の報い、維新を落とせなくてもあなたが落ちれば本望。
 市民なめるな、ざまあみろ!


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