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霧と月光の画家、Karl Heilmayer

ネットで絵画を観まくっていたら、


またまた見つけてしまいました、美しい風景画を描いた人を。


Karl Heilmayer。たぶん、ご存知の方はそうはいらっしゃらないのでは。



いや、私も全然存じ上げておりませんでした。ミュンヘンで生まれ、ミュンヘンで亡くなったHeilmayerさん、


お父さまも風景画家(にして、宮廷役者)だったそうなので、受け継がれた才能だったのでしょう。


ミュンヘンの王立芸術アカデミーで学び始めたものの、中退して独学で絵を学びます。


生まれもお亡くなりになったのもミュンヘンだったので、ミュンヘンから一歩も出なかったのかと思いきや、


ヨーロッパ各地を旅していますし、あちこちで出品されてもいます。


では早速いくつかご覧ください。



イギリス風景画の巨匠、ターナーが「雨、蒸気、速度――グレート・ウェスタン鉄道」という作品を描いていますが、


それとはまた違った美しさが表れていますね。ターナーの絵も美しい。雨と蒸氣を描きわけ、靄がかかったような眺めも素晴らしいです。


で、Karlさんの作品、たとえば遠くに見えるアルプス山脈の色合いとか、本当によく描かれているなあ。


Wikipediaでもほとんど彼の人生はわからず(しかもドイツ語)、何かもったいなくて仕方ありません。


天国でKarlさんが、「お、自分が生きていたことに氣づいた人がいたぞ!」とちょっとでも喜んでくれたらいいなあと思います。


それにしても、霧が立ち込めて煙ったような、優しい色合い、静かに水面を照らす月光……観ていると心が鎮まってきませんか?


誰もが知る画家ではなくても、優れた人はたくさんいますね。

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