Answer

Answerというタイトル曲もたくさんありますが、今回はKRD8の曲。

「君と僕の唄/花蝶願舞」TypeB

2016年11月1日発売
4st single 「君と僕の唄/花蝶願舞」TypeBのカップリングに収録された名曲中の名曲。

発売された頃はリリイベに顔を出したくらいでグループのファンでもなければ特定のメンバーのファンでもなくて。対バンイベントで見かけたり、後には関西アイドルリーグの良きライバルとして観ていたグループでもある。

なのでこの曲の良さに気づいたのはもう少し後のこと。応援したくなった頃だか、お勧めの曲を質問してみた時にりぃちゅこと桃華りさちゃんが

「初めて落ちサビのソロをもらったんです!だから聴いて欲しいんです!」

まだ少しよそよそしく〝丁寧語〟で話してくれていた頃まで遡る。

以下、歌詞の一部を抜粋して想い出など振り返ってみたいなと思います。

あと少し、この場所で 君と笑っていたいから
この声届くと信じてる

卒業を控えた現在のりぃちゅと重ねてはいけないのはわかっているけどこの曲の歌い出し。
KRD8を卒業する時にも沁みた歌詞ではありますが、残された日が一桁となって思い出すのはやはりりぃちゅの笑顔。
目が無くなるくらいへの字の目した人懐っこい笑顔も少し大人の笑顔になったけど根本的に変わるものでもなくて。あと少し、ステージの上で1秒でも長く笑っていて欲しいと思うのも自分勝手な想いかもしれない。

僕にとって、君にとって 何が正解、不正解か
わからない ただ今この瞬間を
分かち合って、繋がって 同じ景色見れるように この声届くと信じてる

正解か不正解かなんて人によって違うものだし、メンバーによっても誤差があったり、メンバーとファンでも当然違うと思う。
でもその誤差や違いが小さくなり、やがては無くなった時に見える同じ景色って本当に素晴らしいもので。
今でも忘れられないのは関西アイドルリーグ第一節最終日に会場がグループカラーの真っ赤に染まったあの日。
後にメンバーカラーが設定されてりぃちゅの担当カラーオレンジに染まった日もあるけど、同じ気持ちで同じ景色を見れることが正解でも不正解でもなく純粋に素晴らしいことのように思う。

君がくれた今日があるから
次は僕が君の元へと
笑顔と希望をプレゼントするから
ちゃんと受け取ってよね

特定の卒業メンバーだけが何かを残すわけでもないし、いつまでもその卒業メンバーの面影をそこに重ねるのも違うことだとわかってはいても。
昨日姫路に行ってKRD8を観た時に今のメンバーで新しく変わりながらもしっかりとりぃちゅが残したものがあり受け継いだものがあるということ。
もちろんりぃちゅも先輩から受け継いだバトンもあるし、笑顔も希望もまたしっかりと後輩がプレゼントしてくれている。

この街を飛び出して 次のドア開いてく
出会った君、歩んだ日々
愛しているよ、愛していくよ

姫路を飛び出して東京のドアを開いて。
東京でもたくさんの経験ができたし、アイドルとしてやりきったと清々しい顔で話すりぃちゅ。
ずっと忙しい毎日を送ってきた中で、もしかしたら来年になってレッスンが無くなったり衣装を着ることがなくなったりライブのスケジュールが無くなったときに何か実感するのかもしれない。
でももしかしたらりぃちゅのことなので本当に何事もなかったように普通にOLしていたりカフェの店員をしてるかもしれない。
僕が願うのは、この先もっともっと自分のことを好きになって自分のことも甘やかして。誰かを愛して愛されて幸せになって欲しいなと。

乗り越えて、この場所に
立っていることが全て
まだ僕は終われない
黒くなって、灰になって
全て消えてしまわぬように この歌残すよ

この曲の一番好きでとても大切なパート。
彼女がステージから降りてもこれまでの想い出は変わることがないし、きっとまたこの曲での想い出も増えていく。
僕が姫路に行くのは決して亡霊としてではなく、彼女の想いをしっかりと受け止めて引き継いでくれるメンバーさんがいるから。すでに卒業してしまったメンバーもいてるし、この曲を歌うこともほとんどなくなったけど、また昨日みたいにフラっと姫路には行きたいな。

2023.12.25 姫路





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