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【第二回】QC検定&統計検定 同時並行のすゝめ (統計検定2級)

第二回として、今回はQC検定合格の前に併せて学習した統計検定(2級)の勉強方法について共有したいと思います.

まずは私のバックグラウンドから、、
・地方国公立大学院卒
・専攻は分子生物学
・大学の授業で統計を使った記憶がない、、
・研究室では平均値のt検定・分散分析をExcelで行った程度
・正直標準偏差のことさえよくわかっていなかった.(「ばらつきを表す」という言葉だけ、、、」
・確率の問題は大嫌い 

まあそんな感じで、正直言って、統計はExcelがやってくれるものみたいな感じの甘えた技術職でした.

仕事柄、検定やサンプルサイズに関しての統計的知見の必要性を感じて、自己啓発の一環としても統計の勉強を始めました.

とは言っても何をしたらいいのかわからなかったので、とりあえず統計の参考書を一冊一通り回して見ることにしました.その時の参考書がこちら

①入門 統計学 -検定から多変量解析・実験計画法まで-

これは本当におすすめです.数式は苦手だが基礎的な考え方を理解したい.という方には特に.数式は最低限に、標準偏差や検定、信頼区間などの説明がされています.また、統計検定の範囲ではないですが、実験計画法についても書かれているので、QC検定の勉強にすごく役に立ちました.

導入としてはいいのですが、実際に問題を解くとなると、式の成り立ちの把握が必要だと思います.と言ってもめちゃくちゃ難しいことを理解する必要はありませんが、統計では分散をn-1で割ったりnで割ったりとよく意味のわからないことが起きますので、その疑問を解消してくれるのがこちら。ちなみに、「王道」の東大の教科書です.

②統計学入門

また、単回帰・重回帰分析についての記述は、①はざっくりと、②は難しいです.そこでたくさんの参考書をみて行き着いたのがこちら。

③心理統計学の基礎:統合的理解のために

タイトルから、直接的に役立つように感じられないかもしれませんが、これは本当におすすめです!本屋に行っても数学や統計学のコーナーになく、心理学の棚に置いてあることが多いので、見かけたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ手にとってみて欲しいです。特に、重回帰分析のベクトルを用いた解説については、非常に理解の助けとなりました。

とは言っても、まだ受験を検討している段階の人にとっては、コストをかけるのは憚られますよね、、、まあ定番ですが、「統計WEB」を一通りみてイメージをつけていただくといいと思います。


最後はもちろんこれ、過去問です。大体3・4周はしたかと思います。

④日本統計学会公式認定 統計検定2級 公式問題集

ご自身が受ける年で最新の問題集を購入されるのが良いと思います。

学習の順番としては、①を読み、詳細を知りたいところを②③で解決し、④を周回して、分からないところを①②③を読んでつぶしていく。そんな感じです。


結果、実質的に集中して勉強した期間は3ヶ月ほどですかね、土日は基本勉強で、仕事終わりにも少しずつ進めていました。


私はゆくゆくはQC検定一級、統計検定準一級の取得も視野に入れていますので、参考書にかかるコストは仕方ないかなあと思ってます。次買うとしたら、②のシリーズの続編かなあ、、、

今回は以上です。参考書選びの一助になれればと思います。何度も言いますけど、①入門統計学は本当にお勧めです。統計検定は受けないけど統計学について、ある程度のレベルで理解したいという方には合ってると思いますよ!

ご意見、ご感想等ありましたらコメントよろしくお願いします!

では、また。



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