サインの組み合わせとH24

今日たまたまネットで目にした 
「浦沢直樹に聞く〈前編〉 やっと子供の頃の漫画の描き方に戻れた」

という記事が興味深かったです。

乙女座と魚座とH24 の興味深い例でした。

以下、記事から引用

──作品を描き始めるとき、物語の結末はすでに見えているのですか?
 最終回のイメージは、どの作品でも最初からあるんです。その結末をずっと抱えながら描いていく。将棋では決定的な王手がかかった状態を「詰み」と言いますが、あの形に持っていきたいと考えながら一手一手指し進めていく感覚に近いかもしれない。ただし、何年も描き続けていくと、当初思い描いていたシーンが最終回ではなかったということもあります。『MONSTER』では、「おかえり」「ただいま」と双子が言い合うシーンが最終回だとずっと思っていましたが、いざ描いてみたら違うと分かった。
 そんなことが起こるのは、作品を描くうちに、登場人物たちが勝手に動き始めるからなんです。まず作者の思い通りにはいきません。これも将棋に似ていて、すべてのキャラクターが飛車角のように動けるわけではなく、人物の特徴によって駒の動きは限定され、その制約の中で動く。中には桂馬みたいな動きをするキャラクターもいる。目の前のマスに進めばいいのに、「え? 君はそっちへ行くの?」「そっちでそんなものを見つけてきたのか! へええ!」と付き合っているうちに、当初は端役だったのに重要人物になったりもする。作中で経験を積んで育っていく中で、「歩」だった登場人物が「金」に変わることもあるわけです。

この辺りはH24ですよね。
私の知り合いの文章書きの人も、キャラクターが勝手に動き出すと言っていました。

 僕は物語を積み上げて考えていくタイプではなく、変な言い方ですが、ドラマ全体を「半目で見る」ような感覚がある。はっきりと焦点を合わせると、どこか一点の情報が極端にクリアに見えてしまう。けれど、何となくぼやけた半目の視界の中から見ていると、登場人物たちがワラワラと動いている全体像が見えてきて、「物語上のこの問題点はどうやれば解決できるんだ」という難局で、「あ! アイツがいた!」と気づいて、思いもしなかったキャラクターに助けられることもあります。

これって、乙女座と魚座の関係性!

・焦点を合わせる。一点の情報が極端にクリアに見えてしまう。:乙女座。
・何となくぼやけた半目の視界の中から見ていると、登場人物たちがワラワラと動いている全体像が見えてきて:魚座

・全体像が見えてきて、「物語上のこの問題点はどうやれば解決できるんだ」という難局で、「あ! アイツがいた!」と気づいて、思いもしなかったキャラクターに助けられることもあります:H24が生まれている状態。

浦沢直樹氏、凄い漫画家ですね。



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