時間を操る

こんにちは。僕は良い選手が持っている特別な能力として、フットボールにおける時間を操る能力があると思っています。どういうことか書いていこうと思います。

時間を操る=状況が変わるのを待てる

これは前の記事でも紹介したと思いますが、パウサと呼ばれるものです。

状況が変わるのを待つ→つまり意図的に球離れを遅くするという行為は判断が遅いと取られたりする可能性もあります。そもそも判断が早い、遅いの基準が曖昧な気がしてもいます。パスを受けてから出すまでが早いのが判断が早いことなのか。パスを出すのが遅い=判断が遅いなのか。僕自身が思うのは、判断の早さ=状況認知し、味方に時間を与えるプレーの意思決定ではないかと思ってます。その点で、パウサを持っている選手たちはマークが付かれているプレイヤーが、時間を操ることでフリーで良い状態でボールを受けられるようにするために、あえてボールを保持して状況の変化を待つ能力だと思います。一時期シティでギュンドアンが良くない時もずっと使われていたことが疑問に思っていましたが(今大活躍中ですね)、ペップ曰くパウサをギュンドアンが持っているから使っていたと聞くと納得できる気がします。他にはダビドシルバ、イニエスタ、シャビ、チアゴアルカンタラ、トニクロース、マルコヴェラッティ、メッシあたりでしょうか。

実際のプレー

シャビのアシストにパウサはたっぷり詰まってると思います。

5位と1位のアシストは圧巻です。相手の守備陣形を見て、味方がマークを外す、走る時間を作り守備陣形を動かす。シャビの凄さが詰まってると思います。

ポゼッションチームに不可欠な存在

ポゼッションフットボールを志向するチームにとって不可欠な存在と言えると思います。カウンターだけでなくボールを持ってから崩す機会が増えたリヴァプールがチアゴを獲得したのもそういう意図な気がします。ボールを持つには相手を止める、状況が動くのを待てるボール保持能力を備えた選手が必要であると思います。バルサ黄金期が圧倒的ポゼッションで勝ち続けたのもその辺りに要因があるかもしれません。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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