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不安のタネ#介護ブログ

こんなに長生きすると思わなかった。
死ぬのが怖い。
初めて会う人がこわい。
何かがおる、それがかきまわす。
歩けなくなったら終わり。
窓から誰かが覗いているようでこわい。
郵便物やDM的なショートメールが届くと「これ何?」といちいち聞いてくる。

何年か前には
後ろを歩いている人につけられているようでこわいと言ったこともあった。
夫婦喧嘩の相手、父が亡くなりひとりで生きて行くには心細いこともあっただろう。
しかし、私が若い頃は金銭管理はできていた。むしろ、少ないお金を上手に使っていた方だと思う。
農家のおばちゃんから野菜を買ってすぐに「こんなものいらん」と投げたり、
結婚したら姑が朝早くから起こしにきたり、
親戚のお姉さま方からボロクソに言われたり、
子供の頃、自分だけが体調が悪く食事制限されたり、
学校にあまりいけず、家の手伝いばかりさせられたり。
負けず嫌いの母はそれを全て人のせいにしてきた。
自分を変えれば他人との付き合い方も変えられるのに。
そして人を信じることができなくなっていったのだろう。、
そんな母が全てのお金を使い果たした。
生きていることが怖かったのだろう。



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